KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表 スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、 学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。 プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、 現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。 Black Ships http://www.blackships.co.jp/ https://twitter.com/yasu_taro |
モデル名 |
Reebok Insta Pump Fury リーボック インスタ ポンプ フューリー(Blue/Black/Silver/Red) 2010年復刻 |
アウトソール |
アウトソールにはノンマーキングラバーアウトソールを採用。 大胆に中足部をくり抜くことで軽量化を促進。 |
ミッドソール |
ミッドソールには柔らかな衝撃吸収性を誇るポリウレタンと従来のE.V.A.フォームにくらべ約23%の衝撃吸収率がアップするHEXALITEをヒールに搭載。 中足部にグラファイト・プレートを入れ込むことで過度な捻じれを防止し、安定性を向上。 |
アッパー |
アッパーには通気性の高いメッシュ素材とストレッチ素材を全体に使用。 3Dスコッチライトを散りばめることで夜間走行性の安全を確保。 アッパー全体を包み込むように伸びたインスタポンプ・テクノロジーが好みのフィット感を提供してくれます。 |
システム |
P.U. HEXALITE Graphite Plate |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルは1994年に発売。 1989年に発表したポンプシステムを改良し、それまではアッパーに内蔵することでしか成り立たなかった、空気を入れるパーツであるブラッターを外部に露見させアッパーの一部にすることに成功。 これによりアッパーパーツを圧倒的に削ることが出来、軽量化を促進。 全体を包み込む形状を採用することで、足の形に関わらず最適なフィット感と素早い脱着を可能にした点は歴史的な革命でした。 ソールにおいても、人間が通常地面に着くことの無い部分である土踏まずを研究し、ミッドソールからごっそりと削る試みを施行。 代わりに中足部部分に黒鉛からなるグラファイト・プレートを挿し込むことで、剛性としなやかさを両立。 結果、代名詞とも言われる下駄型ソールが生まれました。 現在、世界各国で販売されている復刻版は、1995年に発売された後期型になります。 前期型との違いは甲部分のパーツ、トウ周り、ミッドソールとヘクサライトのサイズ、アウトソール、ヒールカウンターと多岐にわたります。 プロモーションとしては、全盛期のアーティスト「Björk」がファーストカラーを履き、1995年「CUT誌」の表紙を飾ったことが有名。 発売当初は芳しくなかったセールスも徐々に伸び、ハイテクスニーカーブームと重なることで飛躍的な定着を遂げることとなります。 このモデルはセカンドカラーにあたり、ファーストに比べ全体の販売数が少なかったせいか、ブーム時はデッドで10万程度まで高騰。 スニーカー好きには高根の花でした。 後期モデルへのカラー移植とはいえ、定価程度で購入できるようになった現在は良い時代になったもんだ、と個人的には思うところです。 |