KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表 スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、 学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。 プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、 現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。 Black Ships http://www.blackships.co.jp/ https://twitter.com/yasu_taro |
モデル名 |
Air Jordan 7 Retro エア ジョーダン 7 レトロ(White/French Blue-Flint Grey) 2002年復刻 |
アウトソール | 独特のフレックスグルーブを入れ込んだ安定感の高いオクトパスパターンを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソールには柔らかなクッション性を発揮するポリウレタン素材を採用。 ヒールにはヒールエア、フォアにはフォアフットエアを搭載。 |
アッパー |
アッパーにはしなやかで剛性が高いデュラバック(高耐久性人工皮革)を採用。 インナーにハラチフィットシステムを採用することで抜群のフィット感を提供してくれます。 |
システム |
P.U. Encap Heel Air Forefoot Air Huarache Fit System |
歴史背景 個人的感想 |
2002年の初回復刻時に発売された、オリジナルでは展開されていないカラーリングです。 フレンチブルーとして発売されましたが、配色といい、色の組み合わせ方といい、ジョーダンの母校であるノースカロライナ大学を彷彿とさせる仕上がり。 オリジナル当時はチームカラーの関係上、発売されることのなかった配色が展開されるのは嬉しいところ。 派生、派生と揶揄されますが、楽しみ方のツボを押さえていれば、問題はないように個人的には思います。 シューズとして面白い点は、オリジナルでは展開されてなかった、全体がシュリンクレザーのアッパー。 スムースレザーと違って、シューレースを締めると、しわが引っ張られ、独特の表情を浮かべます。 少しでもスッキリ見せるために平紐に交換してますが、これでオリジナルと同じ低めのスラッとしたフォルムなら更にカッコよかったのではないかな?と思いますね。 淡い色目が合わせにくいように感じますが、意外とボトムを選びません。 そつなく使い勝手の良いカラーリングと言えるでしょう。 |
モデル名 |
Air Jordan 7 Retro エア ジョーダン 7 レトロ(Black/Dark Charcol/True Red) 2002年復刻 |
アウトソール | 独特のフレックスグルーブを入れ込んだ安定感の高いオクトパスパターンを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソールには柔らかなクッション性を発揮するポリウレタン素材を採用。 ヒールにはヒールエア、フォアにはフォアフットエアを搭載。 |
アッパー |
アッパーにはしなやかで剛性が高いデュラバック(高耐久性人工皮革)を採用。 インナーにハラチフィットシステムを採用することで抜群のフィット感を提供してくれます。 |
システム |
P.U. Encap Heel Air Forefoot Air Huarache Fit System |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルはNBA1991-92シーズンに発売。 開発するにあたり、デザイナーであるティンカー・ハットフィールドがアフリカ民族の色調からインスピレーションを受け、完成させたのがこのモデル。 3から6まで続いたビジブルエアを廃止することで、シューズとしてのデザインに制約が無くなったのか、特徴的なミッドソールデザインに仕上がっています。 ジョーダン個人としては、NBAファイナルを二連覇。 個人成績としては、レギュラーシーズンMVP、得点王、ファイナルMVPを獲得。 その後、出場したバルセロナオリンピックにて金メダルを獲得し、名実共に世界のトップアスリートとして君臨。 その背景もあって、このモデルも発売後ほどなくしてプレミア化の一途をたどることになります。 10年の時を経て復刻されたこのカラーリングですが、オリジナルとは大きな違いがあります。 まず、一番大きな違いはフォルム。 オリジナルは甲が低く、スラッとしたフィルムだったのに対し、復刻版は甲部分が非常に高くなり、丸っこいフォルムに変更。 甲周りが高いということは、幅がかなりゆったりしているということなので、オリジナルの頃、幅の問題で履けなかった方にも優しいスペックになったのではないかな?と思われます。 シューレースも平紐ではなく、オーバルタイプを採用する(写真はシューレースを変更してます)など、オリジナルとかけ離れた出来栄えでした。 (2004年復刻版から通常の平紐に回帰) 個人的には、当時オリジナルで履いていたカラーリングの復刻とあって喜んで手に入れたのですが、フォルムが違い過ぎて履いた感覚が記憶と全く違ったのを強く覚えています。 それ以外のパーツはオリジナルと変わらないだけに、結構残念でしたね。 履き心地は程良く接地感のあるソール、という感じです。 取り立てて柔らかいということも無いのですが、硬いなと感じることもないくらいにチューニングされています。 ハラチフィットに関しては甲周りが高くなった分、トウ周りのフィット感がゆるく感じてしまうようになったので、そこまで大きなアドヴァンテージを感じません。 AJ7のシューズとしてのバランスを評価する肝はここにある、と思っていたので、ここをはずされるとちょっと辛いんですよね。 ここが一番の減点でしょうか。 シューズとして評価をするのであれば、AJ6からAJ8までの一連の流れの中の過渡期という感じが一番しっくりくると思います。 カラバリが多くて楽しいモデルなので、気軽にAJに携わりやすいモデルと言っても過言ではないかもしれません。 |