KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI

パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表
スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、
学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。
プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、
現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。

Black Ships
http://www.blackships.co.jp/


TWITTER
https://twitter.com/yasu_taro


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Nike Air Max 95' ナイキ エア マックス 95'(White/Comet Red/Black)@Versus 365-81th Day



2011/6/ 7 Posted by Kunihito Yasui




*注意
あくまで個人的なデータベース及び感想であり、内容については保証をしかねます。
良い部分、悪い部分関係なく個人的な視点で記述をしておりますので、
気分を害される方はお読みにならないようお願い申し上げます。


Nike Air Max 95' ナイキ エア マックス 95'(White/Comet Red/Black)
Nike Air Max 95' ナイキ エア マックス 95'(White/Comet Red/Black) Nike Air Max 95' ナイキ エア マックス 95'(White/Comet Red/Black)

モデル名 Nike Air Max 95' ナイキ エア マックス 95'(White/Comet Red/Black)
2003年復刻
アウトソール アウトソールにはワッフルパターンをメインとしたBRS 1000 カーボンラバー。
中足部にTPUを入れ込むことで過度な捻じれを防止。
ミッドソール ミッドソールには柔らかなクッション性を提供するポリウレタン素材を全体に使用。

リアフットには抜群のクッション性を誇るマルチチャンバーエアを搭載。
フォアフットには従来のフォアフットエアの3倍以上もの衝撃吸収性を誇るビジブルフォアフットエアを挿入。
アッパー アッパーにはしなやかなデュラバック(高耐久性人工皮革)と通気性の高いメッシュを採用。

各所に散りばめられたリフレクター素材が夜間走行性をサポート。
システム P.U.
Visible Forefoot Air
Multi Chamber Air
歴史背景
個人的感想
オリジナルは1995 Fallシーズンにデビュー。
発売当初、さっぱり売れなかったにも関わらず、ファッションクリエーターがこぞって誌面上でプッシュしたことから一気に火が付きプレミア化。

前後ビジブル化したという視認性の良さも手伝って、ナイキバブルの火付け役となり、同時に「最新のAir Max」イコール「レアだ、偉い」といった風潮を国内に作り出します。

その後、メディアやショップが投資物件のように煽ったことも手伝って一時期は新品だと20万以上の値を付けられることも。
また、大量のフェイクが出回った原因となり、同時に起きたエアマックス狩り等々を含め、社会現象を引き起こしました。

シューズのデザインはセルジオ・ロザーノが担当。

グラデーション部分はろっ骨を。
アウトソール中足部のTPUは背骨を表現するなど、人体をモチーフにデザインされたと言われています。

シューズとして魅力的な部分は前後のビジブルエアとグラデーションパーツでしょう。
あえてグラデーションを生かさない配色を取ることもありますが、そうであっても成立するのはデザイン性の良さがあってこそ。
無数の配色が生み出され、未だに増色していることからも、汎用性の高さがうかがえます。

クッション性に関して言えば、意外と固め。
2006年以降は中空成型方式から熟成型方式にAir Bagの膨らませ方を変更したため、時期によって若干クッション性が変わったものの、柔らかさよりコシのある感覚を重視したクッション性かと思われます。

欠点をあげるとすればホールド感だと個人的には思います。

スピードシューレースを採用しているものの、シューレーストップがアッパーに通すタイプじゃないため、シューレースが緩みやすく、解けやすいことが難点。
シューレースが緩み始めると足が遊びやすくなってしまうため、理想的なフィット感を維持できない事が多々ありました。

また、シューズ内の後足部から前足部にかけての傾斜が意外とキツく感じることと、インソールが意外と滑りやすいモノを採用していることもあって足がシューズの中で前に移動しようとします。

これは前述したホールド感の部分と連動するので、人それぞれ感想が変わるかと思われますが、そういった部分がありがち、ということです。

総じて、ナイキバブルを知らない若者には響かないモデルかもしれませんが、その時代を生きた人にはたまらないモデルだと思います。

個人的にはいつまでたっても色違いで欲しくなる青春の一品という感じですね。









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