KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表 スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、 学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。 プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、 現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。 Black Ships http://www.blackships.co.jp/ https://twitter.com/yasu_taro |
モデル名 |
Puma Faas 300 プーマ ファース 300(Dazzling Blue/White/High Risk Red) 2011年発売 |
アウトソール |
前足部には軽量化を実現し、前足部のクッション性も向上させた発泡ラバーであるEver Rideを。 後足部には耐摩耗性に優れた長期耐久性合成素材で成形されたEver Trackを使用。 |
ミッドソール |
ミッドソールには「自然な走り(Rocker)」、「反応のよい走り(Flex)」、「安定した走り(Groove)」の3要素を重視し、E.V.A.を特殊圧縮したBio Ride テクノロジーを採用。 軽量性に優れたインソールを挿入。 |
アッパー | アッパーには非常に軽量な人工皮革を採用。 |
システム |
C.M.E.V.A.(Bio Ride Tecnology) Ever Ride Ever Track |
歴史背景 個人的感想 |
プーマの考えるナチュラルランニングの最高峰としてBio Ride テクノロジーを発表。 2011年2月、補強材の一切を取り払い軽量というコンセプトをリビルドしたFaasコレクションを発売。 陸上系最速の国ジャマイカにインスピレーションを得て開発されたと言われています。 Faas200、Faas300、Faas400、Faas500、Faas800とクッション性と安定性が増すほどに数字が上がっていくという、分かりやすい形で展開。 その中でもレーシングに対応をするスピードランナー向けが、このFaas300。 足形はレーシングラストの中でも丸みを帯びたカーブドラストを採用。 アッパーは70年代の障害走用スパイクからインスパイアを受けデザイン。 実際に履いてみて、まず軽さに驚きます。 通常、このクラスの軽さになるとクッション性がかなり削られているものなのですが、それを感じさせず両立させている点は素晴らしいの一言。 アッパーもレーシング系のラストながらも丸みを帯びているおかげで、そこまでの窮屈さを感じずに済みます。 欠点をあげるとすれば、アッパーの馴染みが少ない所とクッションが意外と早く落ちていくこと。 この点に関しては、ある程度使ったら、すぐに買い替えるレーシング系モデルらしい特徴ではあるかと。 ちなみに、ドイツのランナーズワールド紙から2011年最優秀新作賞を受賞したことからも、性能がいかにずば抜けているかを証明しているかと思われます。 個人的にもコストパフォーマンスの良さから2011年に購入したモデルの中でも一つ抜けていました。 後追いでも構わないので、何かしら履き比べるべきモデルだと思います。 |
モデル名 |
Nike Air Wildwood ナイキ エア ワイルドウッド(Black/Pimento-Lt Z Grey-Lt Ghr) 2003年復刻 |
アウトソール | アウトソールには安定性の高いブロックパターンを採用。 |
ミッドソール | ミッドソールにはポリウレタン素材を全面に使用し、安定したクッション性を発揮するヒールエア挿入。 |
アッパー | アッパーには剛性の高い天然皮革を採用。 |
システム |
Encaped Heel Air P.U. |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルは1989年。 ACGという冠のついた、初めてのランニングモデルとしてデビュー。 悪路に対応をするトレイルランニングの元祖と言われております。 スペック的にはちょっとだけアッパーに気を遣いました程度で、防水や防塵のための特殊機能が付いているわけではありません。 まずは始めました、という紹介レベルのプロダクトイメージが先行していると思います。 シューズとしては履きやすい感覚。 アウトドアを思考しているだけあって、ヒールが浅い割にはホールド感が良く、アッパーもすんなり馴染むため意外とストレスが少ない印象です。 クッション性も薄めですがフラットな足当りのせいか、そこまで疲れなかったり、少し不思議な気がします。 欠点を上げるとすれば、ミッドソールの塗装でしょう。 写真を見ていただくと分かるように、ガンガン割れます。 アッパーとの剛性バランスが悪すぎるため、すぐに壊れてしまう、というのは致命的かと。 復刻されると往々にして、良いカラーリングが生み出されることが多いので、もう少し堅牢度を高くしてもらえると嬉しいモデルと言えますね。 |