KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表 スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、 学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。 プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、 現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。 Black Ships http://www.blackships.co.jp/ https://twitter.com/yasu_taro |
モデル名 |
Air Jordan 14 Retro エア ジョーダン 14 レトロ(Black/Real Pink-Met Silver) 2005年発売 |
アウトソール | アウトソールはグリップ性の高いドレッドパターンを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソールには安定したクッション性を提供するファイロンを全体に使用。 クッション性・反発性の高いフルレングスズームエアを内蔵することで、接地感とクッション性を両立。 クッション性豊かなボロンを入れ込んだインソールを挿入。 中足部に大きめのTPUシャンクを差し込むことで過度な捻じれを防止。 TPUシャンク内側に通気口をあけることで、蒸れを軽減。 |
アッパー |
アッパーにはしなやかなシンセティック素材を採用。 ライナーに復元性の高い素材を使用することで、フィット感を向上。 アンクル部分の高さを内側と外側で変えることで、内転を抑え、捻挫をしにくい構造となっております。 |
システム |
Phylon Full Length Zoom Air TPU Shank Plate Foam-backed collar lining |
歴史背景 個人的感想 |
歴史は前回エントリーを参照。 こちらのカラーリングは海外のみで展開された、Woman'sのビッグサイズとなります。 履いた感覚で言うと、接地感を保ちつつ、ズームエアの恩恵をギリギリまで引き出している印象。 ソール周りの感覚は、今現在のハイテクとそこまで遜色がないと思います。 幅も前作AJ13からの流れでゆったりめ。 ただ、個人的に合わなかったのがアッパー。 アンクル部分のエンブレムがどうしても、くるぶしに当たり、長時間歩いていられなかったのが残念なところ。 外側アンクル部分のライナーがかなり固く調整されているのも、個人的には合いませんでしたね。 オリジナルではかなり騒がれたメモリーフォーム機能もレトロではそこまで感じられず。 この辺りの情報は判断しかねる部分ではあります。 合う人には最高のスペックで、合わない人にはとことん合わないモデルである、というのが個人的な見解です。 せっかくなので、そのうちローカットも復刻してもらいたいと思います。 |
モデル名 |
Air Jordan 14 Retro エア ジョーダン 14 レトロ(White/Black Forest-LT Graphite) 2005年発売 |
アウトソール | アウトソールはグリップ性の高いドレッドパターンを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソールには安定したクッション性を提供するファイロンを全体に使用。 クッション性・反発性の高いフルレングスズームエアを内蔵することで、接地感とクッション性を両立。 クッション性豊かなボロンを入れ込んだインソールを挿入。 中足部に大きめのTPUシャンクを差し込むことで過度な捻じれを防止。 TPUシャンク内側に通気口をあけることで、蒸れを軽減。 |
アッパー |
アッパーには剛性の高いフルグレインレザーを採用。 ライナーに復元性の高い素材を使用することで、フィット感を向上。 アンクル部分の高さを内側と外側で変えることで、内転を抑え、捻挫をしにくい構造となっております。 |
システム |
Phylon Full Length Zoom Air TPU Shank Plate Foam-backed collar lining |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルは1998年 Holiday カタログより展開。 ジョーダンが引退をするということで、急遽差し込むようにお披露目をされたのが、NBA1997-98シーズン・プレイオフのファイナル。 短い期間ではありましたが、このモデルを着用して2度目の3連覇を達成したことで、マニアの記憶に残るモデルとして認知。 高熱を出しながらも優勝を決めたシュートを「Last Shot」と讃え、特にUSAでの人気は凄まじく、復刻ごとに並びが出るほど。 オリジナル当時、国内ではナイキバブルが収束に向かっていたため、そこまでの注目を集めることがなく場所によってはセールに掛ることも。 定価22000円というのは価格設定的にもきつかったように記憶しております。 ミッドカット5色、ローカット3色、と非常に展開数が多く、AJ2以来(デザイン違いのAJ11を除く)の純粋なローカットが展開されたのも、このモデルの特徴と言えます。 デザイナーはもちろんティンカー・ハットフィールド。 デザインソースとして、マイケルの所有するFerrari 550 Mをモチーフに起案。 サイドアッパーのラインはエンジンの形状。 内側に入れ込まれた排気口はフロントエアダクト。 ミッドソールの形状はフロントフェンダーとライト。 サイドエンブレムはフェラーリエンブレム。 ヒールパーツはタイアの形状、といたるところに落とし込まれているのが特徴。 またミッドソールの構想として、スポーツカーの様にロープロファイルに設計され、低重心のシャーシに仕上げております。 これが後のAJ23のベースになることを考えると、非常に良く考えられた基礎設計だったと言えるのかもしれません。 こちらは国内では展開されなかったカラーリング。 グリーン系のカラーはなかなか市販されないため、復刻後即、飛びつきました。 ただし、プラパーツが経年劣化で黄ばみやすかった点は残念なところ。 この名配色を見るにつけ、AJシリーズでもう少しグリーン系のカラーが増えても良いように思います。 |