KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表 スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、 学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。 プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、 現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。 Black Ships http://www.blackships.co.jp/ https://twitter.com/yasu_taro |
モデル名 |
Nike Air Max 1 Classic ナイキ エア マックス ワン クラッシック(White/Sport Red/Neutral Grey) 2006年復刻 |
アウトソール | アウトソールにはブロックパターンとワッフルソールのコンビを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソールには柔らかなクッション性を提供するポリウレタン素材を全体に使用。 リアフットには柔らかなクッション性を誇るビジブルヒールエアを搭載。 リアフットには安定したクッション性を誇るフォアフットエアを挿入。 |
アッパー | アッパーには天然皮革、シンセテックと通気性の高いメッシュのコンビを採用。 |
システム |
P.U. Forefoot Air Visible Heel Air |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルは1987年Springカタログにてデビュー。 今までなんとなくAirが入っているらしい・・・という、顧客の想像部分と体感でしか表現できなかった部分が可視化されたことで、Airとは何ぞや、というNikeのマーケティングにおける至上命題が一気にクリア。 何よりも市場に対するインパクトは絶大だったようで、ソールテクノロジーの分野では2000年代までポールポジションを奪うことに成功。 これ以後、様々なメーカーがテクノロジーの可視化に注力したことを考えると、歴史上一つの楔を打ち込んだモデルと言っても過言ではないでしょう。 テクノロジー的な進化で言うとAir窓は肥大化したAir Bagを着地の際、いかにAir Bag自体を自然に変形させ衝撃を逃がすか、という観点で制作。 可視化は副産物的なものだったと言われています。 実際にこのモデル辺りから、履き心地そのものが格段に向上をし、現在に至るまで定期的に復刻をされていることを考えると、いかに完成度が高いか?がわかるかと思われます。 シューズとして90年代半ばにはフットロッカーオリジナル別注だったAir Burstのデザインソースに使われるなど、普遍的なデザインであると言えるでしょう。 また92年から93年までSMUでAir Max 90'のソールを使用し復刻していた時期も。 これは不人気だったようです。 元々、この手のモデルはエア抜けの被害に遭うことが多かったのですが、2006年のエア製造方法変更後のモデルですので、どうやらエア抜けが少ないようです。 購入後、6年経ちますが今のところ履き心地は良好ですので。 (中空成型方式から熟成型方式への変更) 個人的には非常に取り回しがしやすく、どんなスタイルにも合わせ易いモデル、というイメージが一番ですね。 それに履き心地も悪くないので、一日どうにか履ける、というのも嬉しいところ。 ベーシックなカラーリングの方が使い勝手が良いモデルだと思いますが、パック系のベースにされることが多く、あまりピンとくるカラーリングで復刻されることが無いのが残念なところ。 iDで定期的に展開をしていますので、このカラーリングなら5年は付き合えるな、というカラーで楽しんでもらえると良いな、と思うモデルですね。 |