KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表 スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、 学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。 プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、 現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。 Black Ships http://www.blackships.co.jp/ https://twitter.com/yasu_taro |
モデル名 |
Adidas Crazy 8 アディダス クレイジー 8(R.White/U.Red/M.Silver) 2006年復刻版 |
アウトソール |
安定したグリップ性を誇るヘリンボーンパターンを採用。 中足部を大胆にくり抜くことで軽量化を促進。 |
ミッドソール |
全体に安定したクッション性を誇るC.M.E.V.A.を使用。 中足部には過度な捻じれを防止するTorsion Systemをアウトソールとミッドソールの間に内蔵。 |
アッパー |
アッパーには剛性の高い天然皮革としなやかなシンセティック素材を採用。 ライナー及びタンにはガーゼのようなしなやかなメッシュ素材を採用し、快適性を向上。 サイドアッパーまでミッドソール素材が包むことで、安定性と剛性を完備。 |
システム |
C.M.E.V.A. Torsion System Feet You Wear |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルはNBA1997-98シーズン、L・レイカーズ所属のK・ブライアントのシグニチャーモデルとして発売。 当時、J・スタークスやD・ムトンボくらいしかオールスタークラスの契約選手がいなかったアディダスにおいて、今後を担うビッグネームとして華々しくデビュー。 2年目のシーズンを充実させ、個人としてはファン投票によりNBA史上最年少でオールスター選出。 若かりしコービーの勢いを感じさせるモデルと言えます。 シューズとしては当時アディダスの押し進めていた、人間の足本来の動きを妨げることなく、しなやかなクッション性をもたらすというFeet You Wear(フィーツーウェア)コンセプトを採用。 Feet You Wear(フィーツーウェア)をざっくり説明すると、素足なら怪我をしないのに、靴を履くと怪我をしてしまうのは何故だ?という所に注目し、設計開発を行うコンセプトの事を言います。 確かにシューズとして接地感が高く、足運びはスムーズな気がします。 ですが、個人的にはクッション性が若干硬いかなというイメージ。 ホールド感は甘めですね。 また、素足感を重要視しているせいか、踏み込みがしやすいように足幅が非常にゆったりしていることも特徴です。 復刻版は2005年から定期的に展開。 元々Kobe 8というモデル名だったのをアディダスから揉めに揉めて契約破棄したコービーを皮肉ってCrazy 8と名付けた際に起こった舌戦もこのモデルのハイライトの一部と言えるかもしれません。 |