KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表 スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、 学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。 プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、 現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。 Black Ships http://www.blackships.co.jp/ https://twitter.com/yasu_taro |
モデル名 |
New Balance M1400 D Width ニューバランス M1400 Dウィズ(Mountain Green) 2008年復刻 |
アウトソール | アウトソールには耐久性のあるラバーに高い安定性を誇るドッド系パターンを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソールには一体成型ミッドソールを採用。 衝撃吸収性と衝撃分散性に優れたポリウレタンをコアにし、安定したクッション性と軽量性を誇るE.V.A.を圧縮成型したC-CAPで周りを封入。 形成されたENCAPと高いフィット感と歩行の際の過度な捻れと内転を制御するTPUヒールカップ(M.C.D.)を一体成型。 インソールにはしなやかで柔らかいクッション性を誇る3デンシティ圧縮ポリウレタン・カップインソール完備。 |
アッパー |
アッパーには抜群の足なじみを誇る天然皮革のヌバックを使用。 アッパー両サイドのNマークがフィット感を高める効果を発揮。 アッパー随所にスコッチライトを散りばめ、夜間走行を想定。 インステップレーシングシステムが指先の自由度を確保し、しっかりとした踏み込みが可能となっております。 トップモデルにのみ許された袋縫い製法が足にストレスがかかりにくい効果を発揮。 |
システム |
M.C.D. C-CAP ENCAP SL-2 |
歴史背景 個人的感想 |
Made IN U.S.A.シリーズより、1000番台で唯一SL-2ラストで生産され続けているM1400です。 New Balance史上最大の名品と言われ続けるM1300の後を受け、フラッグシップモデルとして開発されたのは1980年代後半。 しかしながら、当時の技術力では設計通り生産が出来ず、発売を断念。 1990年代初頭に、生産過程のサンプルを偶然開発部が見つけ、再度開発をスタート。 念願叶い1994年に発売されることとなった最上級モデルとなっております。 印象を一言でいえば「遅れてきた天才」 もしもM1300の後にすぐ発売されていたら、M1300の名声を全て呑み込んだかもしれない程の高いクオリティーを誇ります。 実際に履いてみると適度なクッション性と硬質性を兼ね備えており、非常に歩きやすいことが良くわかります。 また、日本人に優しい幅が広めのSL-2ラストもポイントでしょう。 欠点をあげるとすれば、柔らかすぎてすぐにへたるインソール。 また、上質ゆえにしっかりと伸びるアッパー。 上記の二点で、履けば履くほどサイジングが緩くなってきます。 ですので、履く頻度にもよるとは思いますが、定期的にインソールを変えることは必須かと。 最近では、様々なセレクトショップやメーカーとのコラボレーションの対象となっており、内容と名声が釣り合ってきたように思えます。 それゆえカラバリも豊富になりつつありますので、気に入ったカラーを見つけられるのも嬉しいところ。 USメイドの中では比較的手に入れやすい金額ですし、ファッション的にも使い回しやすいモデルですので、万人にお勧めしやすいモデルだと思います。 |