KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI

パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表
スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、
学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。
プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、
現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。

Black Ships
http://www.blackships.co.jp/


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https://twitter.com/yasu_taro


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Red Wing Iron Ranger For Brooks Brothers レッド ウィング アイアン レンジ ブルックス ブラザーズ別注(Antique Brown)@Versus 365-169th Day



2012/1/22 Posted by Kunihito Yasui




*注意
あくまで個人的なデータベース及び感想であり、内容については保証をしかねます。
良い部分、悪い部分関係なく個人的な視点で記述をしておりますので、
気分を害される方はお読みにならないようお願い申し上げます。


Red Wing Iron Ranger For Brooks Brothers レッド ウィング アイアン レンジ ブルックス ブラザーズ別注(Antique Brown)
Red Wing Iron Ranger For Brooks Brothers レッド ウィング アイアン レンジ ブルックス ブラザーズ別注(Antique Brown) Red Wing Iron Ranger For Brooks Brothers レッド ウィング アイアン レンジ ブルックス ブラザーズ別注(Antique Brown)

モデル名 Red Wing Iron Ranger For Brooks Brothers レッド ウィング アイアン レンジ ブルックス ブラザーズ別注(Antique Brown)
2011年発売
アウトソール アウトソールにはビブラム社のロガー系アウトソールをグッドイヤー・ウェルト製法にて装着。
ミッドソール ミッドソールにはクッション性と吸湿性に優れたコルク。

捻じれと返りをスムーズに制御するシャンク。

ソールとの縫い付けを行うウェルトで構成。
アッパー アッパーには独特の風合いを持つ、カクタスレザーを使用。

トウには安全のためにレザーを二重構造としたキャップドトウ方式を採用。

踵インナーの足当たりの良さと補強を兼ねて、アウトポケット方式を選択。
革の下部を踵に沿う形として外側から縫付け、踵周りを両サイドから包み込むように補強。
システム Vibram Sole
Capped Toe
Out Pocket
Good-Year Welt Construction
歴史背景
個人的感想
2008年、レッド ウィング社は自社のルーツでもあるミネソタ州で19世紀後半に働いた鉱山夫の足元からヒントを得て、このモデルを開発。

ミネソタ州スペリオール湖付近が特に鉄鉱石の埋蔵量が多く、その地域を「アイアンレンジ」と人々が呼んだことから、転じてブーツ名としました。

当時のディティールを追及して製造をしているため、クラッシックな特徴のスペックが随所に。

キャップドトゥ方式はつま先に鉄板の入ったスチールトゥがまだ開発されておらず、安全のために採用。

壊れやすい踵周りを補強し、その上快適にしなければならなかったため選択されたアウトポケット方式もクラシカルな手法と言えます。

そういった、当時の鉱山夫の要求を満たしつつ、レッド ウィングらしさを落とし込んだこのモデルに対し、アメカジの雄「ブルックス ブラザース社」が別注をかけたのがこのカラー。

通常版のアイアンレンジと大きく違うのはソール。

通常版に装着されているソールはニトリル・コルク・ソールと言って、樹脂にコルクを砕いたものを混ぜ合わせ、軽量化とグリップ性、耐油性を高めたものです。

そのソールをビブラム社のロガー系モデルのオリジナルソールに変更。
通常版に比べ、重厚感を増した出来上がりとなっております。

また、カクタスレザーという聞きなれないレザーを使用し、まさしくアンティーク家具のような色合いのブラウンに仕上げ上品さをかもし出す事に成功。
まさしく大人のブーツといった表情といえます。

フィッテングに関しては、正直この「ラスト#8」と言われる幅は狭いです。
海外別注モデルなので、ウィズがDしかない、というのも問題なのですが、この辺りは履きこんで自分の足型に伸ばしていくしかない、という感じですね。

履き心地に関しては、ブーツの中ではそれなりだと思うのですが、その分重量があるので、一日履くと結構きついです。
グッドイヤー製法の特徴を生かし、コルクが沈み足の形になるまでは我慢という感じでしょうか。

また前述した幅の関係上、厚めのインソールを入れ込むことは難しそうなので、その辺りはフィッティングに研究の余地ありでしょう。
クッション性が高い薄めのインソールで調節するしかないと思います。

総じてブーツとしてのポイントが高く、アイリッシュセッターを通り越した、大人のアメカジを楽しみたい方にお勧めしたい一品ですね。









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