KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI

パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表
スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、
学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。
プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、
現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。

Black Ships
http://www.blackships.co.jp/


TWITTER
https://twitter.com/yasu_taro


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Air Jordan 16 エア ジョーダン 16(Black/Varsity Red)@Versus 365-152th Day



2011/11/ 3 Posted by Kunihito Yasui




*注意
あくまで個人的なデータベース及び感想であり、内容については保証をしかねます。
良い部分、悪い部分関係なく個人的な視点で記述をしておりますので、
気分を害される方はお読みにならないようお願い申し上げます。


Air Jordan 16 エア ジョーダン 16(Black/Varsity Red)
Air Jordan 16 エア ジョーダン 16(Black/Varsity Red)
Air Jordan 16 エア ジョーダン 16(Black/Varsity Red) Air Jordan 16 エア ジョーダン 16(Black/Varsity Red)

モデル名 Air Jordan 16 エア ジョーダン 16(Black/Varsity Red)
2008年復刻
アウトソール アウトソールはドレッドパターンとドットパターンのコンビを採用。
ミッドソール ミッドソールには安定したクッション性を発揮するファイロンと柔らかなポリウレタンのコンビを全面に使用。

フォアフットには推進力と反発性に優れたズームエアを。
リアフットには柔らかなクッション性を発揮するビジブルヒールエアを搭載。

また中足部にコンポジットミッドフットシャンクを挿し込むことで過度な捻じれを防止。
アッパー アッパーには剛性の高い天然皮革としなやかなシンセテック素材のコンビを採用。

シュラウドで包み込むことで高いフィット感を実現させています。
システム Phylon
Zoom Air
P.U.
Visible Heel Air
Composite Midfoot Shank
歴史背景
個人的感想
オリジナルはNBA2000-01シーズンに発売。
ファーストリリースはマイケル・ジョーダンの38回目の誕生日である2月17日。

AJ3からAJ15までデザインを担当していたティンカー・ハットフィールドが一旦Jordanシリーズのデザインから身を引いたことで起用されたのが、Wilson Smith。

デザインのソースとしてAJ5・AJ6・AJ11のクリアラバーとAJ11のパテントレザーを組み合わせる案を採用。
どことなく見覚えのあるようなデザインに仕上がっています。

ジョーダン引退期に発売したため、後にJordan Brandの主力選手となる若手がPEとしてこぞって着用。

また、翌年ワシントン・ウィザーズで電撃復帰を果たした際にジョーダン自身もスポットで着用。
ですので全く着用されなかったモデル、というわけではありません。

国内では定価22000円と非常に高価だったことと、引退期に発売されたことであまり盛り上がった印象はありません。
ですが、ファイナルカラーとなったウィートを、かの藤原ヒロシ氏が紙面で推した事で一時的に注目が集まりました。

シューズとしては履き口が若干狭く、ズボッと足入れしてホールドするフィッティングを採用しているため、凄くブーティーな感覚。
その分、甲周りなどは若干ゆったり目に取られている印象で、シュラウドを付けて履く事は可能。

シュラウドを付けると、全体をタイトにラッピングしような感覚に変換。
かなりの一体感が生まれます。
とはいえ、通気性が一気にガクンと落ちるので、蒸れが気になる方にはあまりお勧めは出来ないですね。

またシュラウドは歩き方によって外れやすいので注意が必要。
接続部分がマグネットなので仕方がないのですが、動きに柔軟には対応してくれません。

ソール周りの印象としては、安定感とレスポンスを重視しているのが良くわかります。
ビジブルヒールエアながらもエア窓が大きいわけではなく、格子型にすることで衝撃に対するソールのひしゃげ方を抑えていることからも見て取れます。

また履いてみるとクリアラバーながらもグリップ感が良く、しなやかについてくる印象。
Jordanにしては珍しくかすかに台形がかったアウトソールの広がり方も加味されているかと。

この当辺りの安定感志向は次のAJ17にも受け継がれているように思えます。

スペックそのものはベーシックなので革新性を求める方には向かないかもしれませんが、随所に作りこまれていることが良くわかります。

マイケル・ジョーダン自身の引退期に発売された不遇のモデルではあるものの、誰にでも噛み砕きやすい良さが存分に詰まっているので、もう少し再評価すべきモデルの一つと言えるかもしません。









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