KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表 スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、 学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。 プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、 現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。 Black Ships http://www.blackships.co.jp/ https://twitter.com/yasu_taro |
モデル名 |
Air Jordan 5 Retro エア ジョーダン 5 レトロ(Black/Black/Metallic Silver) 1999年復刻 |
アウトソール | シンプルなヘリンボーンパターンに特徴的なクリアラバーを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソールには柔らかなクッション性を発揮するポリウレタン素材を採用。 ヒールにはビジブルヒールエア、フォアにはフォアフットエアを搭載。 インソールにはウレタンタイプの柔らかいインソールを挿入。 |
アッパー |
アッパーにはしなやかで剛性が高いデュラバック(高耐久性人工皮革)を採用。 各所にちりばめられたメッシュパーツが必要な通気性を確保。 タン上部にはリフレクター素材を使用。 シューホールパターンが二種類用意されていることもあり、足幅が狭い人にも対応。 TPUヒールカップをアッパー内部に入れ込むことでデザインとしてスッキリとさせています。 |
システム |
P.U. Visible Heel Air Forefoot Air |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルはNBA1989-90シーズンに発売。 AJ4のスマッシュヒットを受けて次期モデルとしてデザインのソースとなったのはジョーダンの持つスピード感。 デザイナーであるティンカー・ハットフィールドは第二次世界大戦に活躍した戦闘機「ムスタング」をベースにデザインを作成。 ミッドソールには鮫の歯型をデザインとして流用。 前作AJ4が新しいもの好きの黒人層から圧倒的な支持を受けたこともあり、初のクリアソールやタンにはリフレクターを使用するなどブラックカルチャーを意識したデザインに仕上がっています。 そういったデザイン背景も受け、スパイク・リーが作成したCMには「これは本当にシューズなのか?」といったフレーズが使われておりました。 プロダクトとして接地感覚を重要視するジョーダンのリクエストを受けていることもあり、前作4に比べ接地感が増したような作りになっています。 また、初期AJシリーズには珍しく多少幅広に作られており、日本人にも優しい設計となっています。 個人的には接地感はありつつも、屈曲が良く、インソールが柔らかい事から良いプロダクトだとは思います。 ただ、90年代のありえないプレミア価格を考えると、そこまでの価値が本当にあったのかな?と言う気がしてなりません。 個人的にはそういった部分もあって、正直そこまで印象に残らないモデルだったりします。 |