KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI

パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表
スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、
学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。
プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、
現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。

Black Ships
http://www.blackships.co.jp/


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https://twitter.com/yasu_taro


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New Balance M577UK D Width ニューバランス M577UK D ウィズ(Black/Chesnut/Drift)@Versus 365-114th Day



2011/8/16 Posted by Kunihito Yasui




*注意
あくまで個人的なデータベース及び感想であり、内容については保証をしかねます。
良い部分、悪い部分関係なく個人的な視点で記述をしておりますので、
気分を害される方はお読みにならないようお願い申し上げます。


New Balance M577UK D Width ニューバランス M577UK D ウィズ(Black/Chesnut/Drift)
New Balance M577UK D Width ニューバランス M577UK D ウィズ(Black/Chesnut/Drift) New Balance M577UK D Width ニューバランス M577UK D ウィズ(Black/Chesnut/Drift)

モデル名 New Balance M577UK D Width ニューバランス M577UK D ウィズ(Black/Chesnut/Drift)
2002年復刻
アウトソール アウトソールには耐久性のあるラバーにトレイルランニングでもぶれない安定性を誇るドッド系パターンを採用。
ミッドソール ミッドソール全体には安定したクッション性と軽量性を誇るE.V.A.を圧縮成型したC-CAPを硬さを変え三層に分けて搭載。

リアフットには軽く安定したクッション性を誇るE.V.A.をコアにし、その周りを衝撃吸収性と衝撃分散性に優れたポリウレタンで封入することで形成されたENCAPウェッジを挿入。

インソールには柔らかなクッション性を誇る圧縮ポリウレタンカップインソールを完備。
アッパー アッパーにはしなやかで履きこむほどに味が出る上質な天然ヌバックと天然皮革のコンビを使用。

アッパー両サイドのNマークがフィット感を高める効果を発揮。
インステップレーシングシステムが指先の自由度を確保し、しっかりとした踏み込みが可能となっております。

また、TPUヒールカップ(M.C.D.)が高いフィット感と歩行の際の過度な捻れと内転を制御。

トップモデルにのみ許された袋縫い製法が足にストレスがかかりにくい効果を発揮。
システム M.C.D.
C-CAP
ENCAP
SL-2
歴史背景
個人的感想
オリジナルは1990年、1988年発売から爆発的なセールスを叩きだし、今なお人気機種であるM576の後継種モデルとしてデビュー。

国内での認知度は未だに定着感があまり無いモデルではありますが、U.K.を中心として人気機種として君臨。
こちらも2002年に発売された、Made In Englandモデルとなります。

フォルムとしては前作M576と同じく丸っこい形状。
それゆえSL-2ラストの中でもかなり幅広の部類に入ると思います。

また、Made In Englandモデルは往々にして柔らかな革をアッパーに使用することが多いため、使用による革の伸びが十分にあるので、フィッティングに注意が必要。
幅に関しては、ゆったり目よりもジャスト目を個人的には推奨します。

履き心地に関しては、M576と同じソールシステムながらも、なんとなくM576よりも柔らかめな印象。
一日中、軽快な履き心地が継続します。

もしかするとこの辺りの微妙な履き心地の差が世間に伝わりにくい、というのも未だ人気が定着しない理由かもしれません。
反面、履いてもらえれば良さを十分に体感可能。

価格帯がかなり高いのが玉に傷ではありますが、特定のモデルに偏りがちな国内シーンの中でも、もう少し健闘して欲しいモデルの一つです。







New Balance M576 BRR D Width ニューバランス M576 BRR Dウィズ(Brown)@Versus 365-82th Day



2011/6/10 Posted by Kunihito Yasui




*注意
あくまで個人的なデータベース及び感想であり、内容については保証をしかねます。
良い部分、悪い部分関係なく個人的な視点で記述をしておりますので、
気分を害される方はお読みにならないようお願い申し上げます。


New Balance M576 BRR D Width ニューバランス M576 BRR Dウィズ(Brown)
New Balance M576 BRR D Width ニューバランス M576 BRR Dウィズ(Brown) New Balance M576 BRR D Width ニューバランス M576 BRR Dウィズ(Brown)

モデル名 New Balance M576 BRR D Width ニューバランス M576 BRR Dウィズ(Brown)
2003年復刻
アウトソール アウトソールには耐久性のあるラバーにトレイルランニングでもぶれない安定性を誇るドッド系パターンを採用。
ミッドソール ミッドソール全体には安定したクッション性と軽量性を誇るE.V.A.を圧縮成型したC-CAPを硬さを変え三層に分けて搭載。

リアフットには軽く安定したクッション性を誇るE.V.A.をコアにし、その周りを衝撃吸収性と衝撃分散性に優れたポリウレタンで封入することで形成されたENCAPウェッジを挿入。

インソールには柔らかなクッション性を誇る圧縮ポリウレタンカップインソールを完備。
アッパー アッパーにはしなやかで履きこむほどに味が出る上質な天然ヌバックを使用。

アッパー両サイドのNマークがフィット感を高める効果を発揮。
インステップレーシングシステムが指先の自由度を確保し、しっかりとした踏み込みが可能となっております。

また、TPUヒールカップ(M.C.D.)が高いフィット感と歩行の際の過度な捻れと内転を制御。

トップモデルにのみ許された袋縫い製法が足にストレスがかかりにくい効果を発揮。
システム M.C.D.
C-CAP
ENCAP
SL-2
歴史背景
個人的感想
2003年に発売された、Made In Englandモデル。
当時で言うところのグランジ加工というような、ムラのある色目のヌバックが非常に綺麗な一品です。

国内ではこの色とグレーベースのカラーリングが店舗限定で発売されたものの、当時はまだMade In Englandモデルに対する評価が定着していなかったこともあり、かなりの数がセール品として流れた所を捕獲。

一足一足ムラ感が違うため、同じカラーリングでも雰囲気が違うところも特徴の一つ。
非常に綺麗で柔らかなアッパーだったのに、ほとんど評価されなかった点は、正直不思議でなりません。
個人的には海外で展開されていた他カラーも欲しかったくらいです。

唯一問題を上げるとすれば、柔らかすぎてすぐにアッパーが伸びてしまうことでしょう。
ジャスト目でフィッティングしていても、元々広めのSL-2ラストということも相まって、更に広がります。

後は、意外と合わせにくい点でしょう。

遠目から見るとどうしても汚そうに見えてしまう加工ですので、スッキリとコーディネートしてあげないと何か汚い靴を履いている人、で終わってしまう恐れがあります。

その辺りをしっかりと踏まえた上で履くなら、非常にオシャレ度高し!なM576だと思います。

もう8年ほど前のシューズですので、なかなか見つかりにくいかもしれませんが、一度手に取ってみてもらいたいモデルですね。







New Balance M576 D Width ニューバランス M576 Dウィズ(White)@Versus 365-57th Day



2011/3/27 Posted by Kunihito Yasui




*注意
あくまで個人的なデータベース及び感想であり、内容については保証をしかねます。
良い部分、悪い部分関係なく個人的な視点で記述をしておりますので、
気分を害される方はお読みにならないようお願い申し上げます。


New Balance M576 D Width ニューバランス M576 Dウィズ(White)
New Balance M576 D Width ニューバランス M576 Dウィズ(White) New Balance M576 D Width ニューバランス M576 Dウィズ(White)

モデル名 New Balance M576 D Width ニューバランス M576 Dウィズ(White)
2001年復刻
アウトソール アウトソールには耐久性のあるラバーにトレイルランニングでもぶれない安定性を誇るドッド系パターンを採用。
ミッドソール ミッドソール全体には安定したクッション性と軽量性を誇るE.V.A.を圧縮成型したC-CAPを硬さを変え三層に分けて搭載。 リアフットには軽く安定したクッション性を誇るE.V.A.をコアにし、その周りを衝撃吸収性と衝撃分散性に優れたポリウレタンで封入することで形成されたENCAPウェッジを挿入。 インソールには柔らかなクッション性を誇る圧縮ポリウレタンカップインソールを完備。
アッパー アッパーには剛性が高く、履きこむほどにしなやかさとフィット感をもたらす上質な天然皮革を使用。 アッパー両サイドのNマークがフィット感を高める効果を発揮。 インステップレーシングシステムが指先の自由度を確保し、しっかりとした踏み込みが可能となっております。 また、TPUヒールカップ(M.C.D.)が高いフィット感と歩行の際の過度な捻れと内転を制御。 トップモデルにのみ許された袋縫い製法が足にストレスがかかりにくい効果を発揮。
システム M.C.D.
C-CAP
ENCAP
SL-2
歴史背景
個人的感想
オリジナルは1988年、当時最高峰のトレーニングシューズとして華々しくデビュー。
発売当初メッシュモデルのみだったため、ゆるやかなセールスを記録。
しかしながら、翌年アメリカのフットロッカーを中心にヌバックモデル、スムースレザーモデルの別注が始まると瞬く間に人気機種へと変貌。

国内でも渋カジブームの際はM1300に次ぐ人気機種として、M996と並び立つモデルとして認知。
以後、現在に至るまで継続的に生産、復刻を繰り返しています。

こちらのカラーリングは2000年代初頭に復刻されたモデルです。

現在の復刻と大きく違うのは、レザーの種類。
ガラスレザーを採用し、非常にテカリのある仕上がりとなっております。

また、現在の復刻に比べヒールカップのカーブがきつく、アッパーと同じ素材をヒール部分にも使用しているため、靴擦れを起こしやすい事が特徴。
逆を言えば、ヒール周りが初期復刻に比べ頑丈になったと言えます。

ガラスレザーがかなり硬いので、履き慣らすまでに結構な時間が掛かります。
その分、レザーの伸びが少ないです。
そういった意味で、しなやかさが特徴と言われるM576の中では異色の復刻だったかもしれません。

概ね履き心地は良いので、長い付き合いになるモデルと言えるでしょう。
時代別に履き比べてみるのもM576の楽しみだと思います。