KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI

パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表
スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、
学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。
プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、
現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。

Black Ships
http://www.blackships.co.jp/


TWITTER
https://twitter.com/yasu_taro


Adidas T-MAC 6 アディダス ティーマック 6(White/Dark Indigo/Cardinal)@Versus 365-187th Day


2012/5/31 Posted by Kunihito Yasui




*注意
あくまで個人的なデータベース及び感想であり、内容については保証をしかねます。
良い部分、悪い部分関係なく個人的な視点で記述をしておりますので、
気分を害される方はお読みにならないようお願い申し上げます。


Adidas T-MAC 6 アディダス ティーマック 6(White/Dark Indigo/Cardinal)
Adidas T-MAC 6 アディダス ティーマック 6(White/Dark Indigo/Cardinal) Adidas T-MAC 6 アディダス ティーマック 6(White/Dark Indigo/Cardinal)

モデル名 Adidas T-MAC 6 アディダス ティーマック 6(White/Dark Indigo/Cardinal)
2007年発売
アウトソール アウトソールにはノンマーキングラバーを採用。

アウトソール前足部外側には同心円状パターンを。
後足部外側には独特のY字パターンを。

そして、アウトソール内側全体をFORMOTION テクノロジーによる、独立型同心円が確実なグリップを約束してくれます。
ミッドソール ミッドソールにはクッション性の高いC.M.E.V.A.と限りなく高い推進力と安定性をもたらすFORMOTION テクノロジーを搭載。

また、中足部全体にトルションシステムを埋め込むことで、安定性の確保と足の過度なねじれを防止。

インソールには復元性の高くクッション性の良いポリウレタンタイプを採用。
しなやかな足ざわりと沈み込むクッション性が体感可能です。

また、通気性の向上のため、土踏まず部分のインソールからアウトソールのトルションシステムに至るまで、シューズを貫くような形で数個穴が開いており、熱気が逃げるような構造となっております。
アッパー アッパーには足馴染みの良いシンセティックレザーとメッシュパーツを採用。

履き口部分である、内足部と外足部の高さを変えることで内転を抑え、捻挫をしにくい構造となっております。

また、ヒールのインナー部分が踵のくぼみに合わせた形で盛り上がっており、ヒールのフィット感を高め、アキレス腱保護が向上。
動きやすい高さのカットながらも、踵が浮きにくい構造を実現しております。
システム C.M.E.V.A.
FORMOTION
Torsion
歴史背景
個人的感想
NBA2006-2007シーズン、当時H・ロケッツ所属したT-MACことトレーシー・マグレディのシグネチャーモデルとして開発。

新規開発されたFORMOTIONテクノロジーをいかに入れ込み、視覚確認可能な説得力を増すべくデザインされた努力が随所に感じられます。

外観としてはT-MAC 3.5以降の実験性の高い開発から、オーソドックスにフォルム全体が戻った印象。
前作ほどのガッチリ感は薄れたものの、スペック上の観点からみても安定性志向なのは明白で、そこに機動力をいかに付加していくか、という命題に取り組んだモデルだと思われます。

履いた感覚とバランス感覚にフォーカスすると、T-MACシリーズ史上、最高モデルかと。

ソールに関しては独立して機能するFORMOTIONポッドの動きを支えるかのようにトルションが機能する感覚。
しなやかに足の動きについてくる点は、当時どのブランドとも一線を画していたように思えます。

T-MACシリーズの難しかった点でもあるアッパーの幅に関して、きつくもなく、緩くもなく、シリーズ内では一番ゆったり目の設計。

1~3までに魅せた想像を凌駕するデザイン性は無くなったものの、同時期に発売されたシューズの中では半歩ほど抜けていたように記憶しています。

選手としての全盛期の短さとリンクするように、このモデルを最後にシグネチャーモデルとしての展開は終了。

シューズとして非常に良くまとまっているだけに、この系譜の続きを見てみたかったな、と思う名品です。




Jordan Fly Wade ジョーダン フライ ウェイド(Black/University Blue-Copa Blue-Perfect Pink)@Versus 365-186th Day


2012/5/ 9 Posted by Kunihito Yasui




*注意
あくまで個人的なデータベース及び感想であり、内容については保証をしかねます。
良い部分、悪い部分関係なく個人的な視点で記述をしておりますので、
気分を害される方はお読みにならないようお願い申し上げます。


Jordan Fly Wade ジョーダン フライ ウェイド(Black/University Blue-Copa Blue-Perfect Pink)
Jordan Fly Wade ジョーダン フライ ウェイド(Black/University Blue-Copa Blue-Perfect Pink) Jordan Fly Wade ジョーダン フライ ウェイド(Black/University Blue-Copa Blue-Perfect Pink)

モデル名 Jordan Fly Wade ジョーダン フライ ウェイド(Black/University Blue-Copa Blue-Perfect Pink)
2011年発売
アウトソール アウトソールはAJ23に通じる、指紋型を同心円状に落とし込み、フレックスグルーブを入れ込んだ独自のものを採用。

中足部をくりぬくことで軽量化を促進。
ミッドソール ミッドソールには安定したクッション性を提供するファイロンを全体に使用。

リアフットにはしなやかなクッション性を誇るビジブルヒールエアを搭載。
リアフットにはクッション性・反発性の高いフォアフットズームエアを挿入。

インソールには柔らかなクッション性と復元性をもたらす、オーソライトインソールを挿入。
インソール下にクッション性豊かなボロンを貼りつけ足辺りの良さを確保。

中足部に大きめのTPUシャンクを差し込むことで過度な捻じれを防止。
アッパー アッパーにはしなやかなシンセティック素材を採用。

トウからサイドにかけて、薄いTPUを張り合わせることで、軽量性と耐久性を兼ね備えることに成功。

インナーブーツとアキレス腱パットが高いフィット感を提供してくれます。
システム Phylon
Forefoot Zoom Air
Visible heel Air Max unit
TPU Shank Plate
OrthoLite sockliner
Poron Inserts
歴史背景
個人的感想
NBA2010-2011シーズン、M・ヒート所属のドウェイン・ウェイドのファーストシグネチャーモデルとして登場。

コンバースから満を持してジョーダンブランドに移籍し、開発されたのがこちらのモデル。

デザイナーはKobe 6やHyper dunkを手掛けたTom LuedeckeとジョーダンブランドのクリエイティブディレクターであるMark Smith。

ブランドの顔となるべきモデルの開発とあって、かなりの熱量が注がれたらしく、前例を超えるべく製作が進んだと言われております。

その結果、ジョーダンブランドとして過去最軽量のモデルとしてローンチ。
13オンスという数字は、Air Jordan 2011の14.6オンスという数字から比較しても、かなり軽量化が促進されたと言っても過言ではないでしょう。

シューズとしてまず感じることは安定感とバランスの良さ。

アッパーが軽量化された分、ソール周りももちろん軽量化されているわけですが、クッション性の配分が良くでいている印象。
個人的にはこのビジブルヒールエアがポイントになっているのではないかと。

これがフルレングスズーム辺りだと、このバランス感が出たかどうか、は若干怪しい気がします。

そう言った意味で、軽量化が促進されたからと言って、クッション性能が削られているわけではなく、あくまでもアッパーとのバランス感から来ているものだと直接感じることが出来ます。

またフィット感も高いため、扱いやすさも上々と言えるでしょう。

一方でAir Jordanの系譜か?と言われると少し違う気も致します。
バランス感から来る印象を述べると、90年代から続くUptempo系軽量モデルをひたすらブラッシュアップした感覚。

そういう観点からみると非常によくまとまったモデルだと思います。






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