KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表 スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、 学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。 プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、 現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。 Black Ships http://www.blackships.co.jp/ https://twitter.com/yasu_taro |
モデル名 |
Air Jordan 6 Retro エア ジョーダン 6 レトロ(Black/Deep Infared) 2000年復刻 |
アウトソール | 特徴的なクリアラバーに安定感の高いオクトパスパターンを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソールには柔らかなクッション性を発揮するポリウレタン素材を採用。 ヒールにはビジブルヒールエア、フォアにはフォアフットエアを搭載。 |
アッパー |
アッパーにはしなやかで剛性が高いデュラバック(高耐久性人工皮革)を採用。 ハラチフィットへの進化を予感させる、ダイナミックフィットインナースリーブが高いフィット感を提供。 タンとアッパーに空いた無数の通気口が必要な通気性を完備。 つま先の補強パーツをあえて取り除きプレーントウに仕上げることで、ジョーダンの求める素足感覚を追求しています。 |
システム |
P.U. Visible Heel Air Forefoot Air |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルはNBA1990-91シーズンに発売。 開発するにあたり、通常以上のミーティングをデザイナーであるティンカー・ハットフィールドを行い、完成させたのがこのモデル。 今まで以上にジョーダン自身のリクエストを盛り込み、ジョーダンの求める素足感覚を大事にして開発されたと言われています。 事実、元々ハイテクなモデルという印象があったエア・ジョーダンが更に時代を象徴するハイテクモデルとして加速し始めたのもこの辺りから。 ジョーダン自身、初のNBAファイナル制覇をこのモデルを着用して成し遂げており、日本のメディアにおいても露出が激増。 ファッションとしてのジョーダンが定着した契機になったモデルと言えるかもしれません。 その後、年を追うごとにレア化が加速し、ジョーダン=プレミアスニーカーの代名詞となっていきます。 また、このモデルは映画「バットマン」のバットマンブーツのベースになったことでも有名。 映画監督のスパイク・リーがジョーダンシリーズに関わったのもこのモデルまで、と言われています。 個人的には、ジョーダンシリーズの中で履きやすさという意味では3本の指に入るのではないかと。 クッションがとりわけ良いとかそういうのではなく、履き口の広さや、幅と指先の楽さ、アッパーとソールのバランス、などが丁度良い感じなんですね。 悪いように言えば「特徴が無い」となるのでしょうが、良いように言えば「よくまとまってる」という。 また、完全なミッドカットよりもちょっとハイカット気味かな?というところも個人的にはツボですね。 SUPRAなどのブランドにも与えた影響力の高さなどを考えれば、やはり歴史的なモデルと言えるのではないでしょうか。 |