KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表 スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、 学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。 プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、 現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。 Black Ships http://www.blackships.co.jp/ https://twitter.com/yasu_taro |
モデル名 |
Air Jordan 1 Retro エア ジョーダン 1 レトロ(Black/Varsity Red) 2009年復刻(DMP) |
アウトソール |
フォアにはドレッドパターンと同心円状パターンを組み合わせたものを。 リアには放射線状に伸びたストレートパターンを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソールには封入型Die-Cut E.V.Aを採用。 小容量のエアをヒールに搭載。 |
アッパー |
アッパーには天然皮革とシンセティックのコンビを採用。 ナイロンタンが必要な通気性を確保。 ブーティーな形状から、ホールド感が高いのが特徴と言えます。 |
システム |
E.V.A. Encap Air |
歴史背景 個人的感想 |
発売当初、マイケル・ジョーダン自身がユニフォームとのカラー統一のルールからNBAで使用禁止にされたことで有名な黒赤。 何よりもその禁止されたことを逆手に取ったマーケティングが市場にインパクトを残したとされてます。 ベーシックなカラーリングがメインだったシューズ業界において、「悪魔のカラーリングみたいだね」と言わしめた鮮烈な色調が市場に一石を投じたことは事実。 シカゴ・ブルズとマイケル・ジョーダン自身が活躍することで、この黒赤イコール素晴らしいカラーリング、という方程式を作り上げたことが個人的にはこのシューズの一番の功績ではないかと考えてます。 過去二度復刻されている黒赤の中で2011年現在、最新の復刻版がこちら。 今までの復刻と一番の違いと言えば、ヒールにジャンプマンがいることと、蛇腹状のナイロンタンに初めから傾斜が付けられていて、履きやすく改良されている、という点でしょうか。 オリジナルを知る人たちにとっては面白くも何ともない復刻だとは思いますが、AJ1が身近にある、ということだけはある意味ありがたいことなのかもしれません。 |
モデル名 |
Air Jordan Alpha 1 エア ジョーダン アルファ 1(Black/V.Red/White) 2009年発売 |
アウトソール | オリジナルを踏襲した、ドレッドパターンと同心円状パターンを組み合わせたものを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソールには安定したクッション性を発揮するファイロンを全体に搭載。 そして、高いクッション性と反発性を保持するフルレングスズームエアを内蔵。 中足部に埋め込まれたTPUシャンクプレートが過度な捻じれを防止。 |
アッパー |
アッパーにはしなやかで足なじみの良いシンセティックレザーを採用。 無数に開けられたパンチングホールが通気性を提供。 シームレス加工を施すことで不必要な負担が掛からない設計になってます。 またアキレス腱周りにフィット感が高い分厚いヒールパットを完備することでフィット感を向上させています。 |
システム |
Phylon Full Length Zoom Air TPU Shank Plate |
歴史背景 個人的感想 |
1984年に発売され、その後伝説のモデルとなったAir Jordan 1を、デザインそのままに現代のテクノロジーでリビルドしたらどうなるのか?、という非常に画期的な試みの中で生まれたモデル。 M・ヒートのD・ウェイドを筆頭にNBA選手もこぞって履いたように、バスケットボールで使えるクオリティーを確保したことに意義があったように思えます。 個人的な感覚としては、Jordanにしてはゆったり目の作りで、日本人にも履きやすいモデルになっているな、という感じ。 その分、フォルムは丸いですけど。 その他アウトソールが若干滑りやすいなど難点はあるとは思うけれども、ストリートで使う分には良い出来。 なんといっても一日履いてて疲れないっていうのは本当にありがたい。 (AJ1のクッション性は酷いからね) 幸いなことにiDで好みの色目も作れることだし、一度トライしてもらいたいモデルと言えます。 |