KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表 スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、 学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。 プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、 現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。 Black Ships http://www.blackships.co.jp/ https://twitter.com/yasu_taro |
モデル名 |
Reebok GR.UV Urban Shuffle VIZ DMX リーボック GR.UV別注 アーバン シャフル ビズ DMX(Carbon/Urban Green) 2002年発売 |
アウトソール | アウトソールには安定性を重視したコンビネーションラバーを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソールには安定した衝撃吸収性を誇るI.M.E.V.A.を搭載。 内部に抜群の衝撃吸収性と反発性をもたらすDMX6を挿入。 TPUシャンクを中足部に入れ込むことで過度な捻じれを防止。 |
アッパー |
アッパーには通気性の高いメッシュとシンセティック素材のコンビを採用。 ドローコード・レーススタイルが素早い脱着を可能としてくれます。 |
システム |
I.M.E.V.A. DMX6 TPU Shank |
歴史背景 個人的感想 |
2002年に都市デザインからインスピレーションを受けたデザインを採用し、クロストレーニング系モデルとしてデビュー。 アウトソールにはボストン市のマンホールデザイン、レーシングシステムにはボストン市のつり橋のワイヤーデザインを元に開発。 ドローコードを使用したミニマムなデザインと、機能性の良さから、クリエーターがこぞってフックアップ。 国内ブランドが別注をかけるなど、かなりの盛り上がりを見せました。 北舘洋一郎氏の主宰するT6MのブランドGR.UV別注カラーがこちら。 ミリタリーテイストのある雰囲気に仕上がっております。 履き心地としてはDMXの柔らかさが全面に出ているというよりは、ソール周りの安定性の中にクッション性がしっかりある。 そしてDMXらしい空気の対流を感じることが出来る、という感覚。 元々リーボックが当時提唱をしていたコアボード(不安定な円盤の上でバランスを取る)というフィットネス用に開発されているだけあり、アッパーもこの手のモデルにしてはふにゃふにゃした感じは無く、それなりのカッチリ感を感じることが可能。 ストレッチのきいたメッシュ素材なので足のむくみにも順応。 一日中快適に過ごせます。 欠点をあえてあげるとすれば、履き込んでいくと履き口が緩くなってしまう点。 ドローコードで調節しても、こればかりは構成上の問題なのでいかんともしがたいところ。 ソール周りやアッパーのほつれ等々が無くても、耐久年数的に低くなってしまう点が玉にきずでしょう。 また全体を構成するパーツ数がそこまで多くないため、発売されたカラーリングが少なかったのは残念でした。 この時代を象徴するようなミニマムかつ前衛的なデザインが、もう少し継続性を持って市場に落とし込まれても良かったのではないかな、と個人的には思います。 2000年代前半の名品です。 再販希望ですね。 |