KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表 スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、 学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。 プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、 現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。 Black Ships http://www.blackships.co.jp/ https://twitter.com/yasu_taro |
モデル名 |
Air Jordan 21 エア ジョーダン 21(Black/Flint Grey/White) 2006年発売 |
アウトソール |
アウトソールにはグリップ性の高いDNAパターンを採用。 土踏まず部分をくり抜くことで、軽量化を図っております。 |
ミッドソール |
ミッドソールには安定したクッション性を発揮するファイロンを全面に使用。 アウトソールからミッドソール内部まで支柱のように、体重の掛かる部分を計算し配置された、I.P.S.(Independent Podular Suspension)システムが弾むようなクッション性を提供。 ヒールには使用者の好みによって、スームエアかエンキャップヒールエアかを選び入れ替えることが出来るインターチェンジシステムを採用。 またミッドソールとアウトソールの間にカーボンファイバープレートと挿し込むことで過度な捻じれを防止。 |
アッパー |
アッパーには剛性の高いフルグレインレザーとしなやかなシンセテック素材のコンビを採用。 (他カラーのスエード版はイタリアンラグジュアリースエードを採用) サイドに伸びた特殊テキスタイルが通気性とサポート性を向上。 足首周りにはキルティング加工を施された形状記憶インナーを採用し、縫い目の少ないアッパーと相まって、高いフィット感を得ることが出来ます。 |
システム |
Phylon Heel Zoom Air Encaped Heel Air (Interchange System) I.P.S.(Independent Podular Suspension) Carbon Fiber Plate Foam-backed quilted collar |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルはNBA2005-06シーズンに発売。 デザイナーはドウェイン・エドワーズが担当。 デザインソースとしてはベントレーのコンティニアル GT クーペをモチーフに作成。 フロントグリル部分が特に似ていると言われています。 開発コンセプトは、今までのAir Jordanシリーズに比べ、いかにシンプルに出来るか? それでいて最新の機能を詰め込めるか?だったそうです。 実際に機能性としては前作20で発表されたI.P.S.を更に進化させ、ヒール部分のクッション性を更に足すことに成功。 この入れ替え式はなかなか秀逸で、インソール下にダイレクトにエアを入れ込むため、感触をハッキリと体感可能。 シンプルなアッパーに高機能性のソールの組み合わせは、往々にしてアッパーが負けることが多いのですが、このモデルに関しては十分に剛性を確保しているため一体感を感じることが出来ます。 また、重量も見た目の割には軽く、良くまとまっている印象。 当時のJordanブランド契約選手の多くが着用していた点も納得がいきます。 シンプルすぎるアッパーゆえコントラストの利いたカラバリが増えず、あまり評価を得られていませんが、十分魅力的なモデルだと思います。 本家の後にPEモデルも発売されているので、好みのカラーリングを探して、このバランス感を一度体感してみて欲しいところです。 |