KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表 スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、 学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。 プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、 現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。 Black Ships http://www.blackships.co.jp/ https://twitter.com/yasu_taro |
モデル名 |
Nike Air Force 2 Hi ナイキ エア フォース ツ- ハイ(Obsidian/Neutral Grey) 2002年復刻 |
アウトソール | アウトソールには安定性の高い同心円状パターンとブロックパターンのコンビを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソールにはポリウレタン素材を全面に使用し、安定したクッション性を発揮するフルレングスエア挿入。 そしてアウトソールから全体をラバーで包み込むフルカップアウトソールを採用。 ウレタン製のインソールを採用することで柔らかな足当たりを実現。 |
アッパー |
アッパーには剛性の高い天然皮革を採用。 TPUヒールカップが踵周りの安定性を向上。 また、足首周りのライナーが厚めに取られており、包み込むようなフィット感を得られます。 |
システム |
Full Length Air Full Cup Out Sole |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルは1986年。 1982年に発売され、ロングセラーとなっていたAir Force 1の後継機種として高い期待値を持って登場。 当時の最新技術として取り入れられていたプラパーツなどを存分に投入されました。 NBAでは当時フィラデルフィア・76ersに所属していた、C・バークレーやM・マローンがAir Force 1から継続して着用。 広告含め二人が露出したことで、Air Forceはタフな選手が着用するモデル、といったストーリーの下地が徐々に出来上がるようになっていきます。 2年間の短命ながらも市場に与えたインパクトは大きく、現在でも別注のベースに使われるなど、かなりの頻度で復刻をされ、コアなファンを惹きつけてやまないシューズと言えます。 復刻は2002年よりスタート。 Escapeシリーズでのブレイクぶりで、思いだす方も多いでしょう。 実際に履いてみるとわかるのですが、思ったほど重量感を感じない不思議なモデル。 Air Force 1に比べ、格段に屈曲が良くなっているので、歩いていてもソール周りの不快感を感じません。 欠点をあげれば、シューレースの根もとが親指に刺さる可能性があるということ。 甲が低いというよりも、トウ周りの構成パーツの問題と言えるかもしれませんが、試着必須なモデルです。 サイズを間違えると痛くて履けません。 その他には通気性が劣悪。 ライナーが柔らかくて厚め、ということもあり、かなり蒸れます。 当時のNikeのデフォルトですね。 前述したとおり、世界中どこかの企画で復刻されているので、比較的手に入りやすい状況にあるのは嬉しい限り。 プラパーツのおかげもあり、カラーバリエーションが豊富な点も魅力的と言えます。 国内では近年復刻されていないので、ベーシックなカラーリングで復刻されれば、と思うモデルの一つです。 |