KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表 スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、 学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。 プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、 現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。 Black Ships http://www.blackships.co.jp/ https://twitter.com/yasu_taro |
モデル名 |
Air Jordan Carmelo 1.5 エア ジョーダン カーメロ 1.5(Black/Metallic Silver/University Blue) 2004年発売 |
アウトソール | アウトソールは安定性を重視した同心円状パターンを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソールには安定したクッション性を発揮するファイロンを全面に使用。 ミッドソール全体に安定かつ柔らかな履き心地を提供するフルレングスエアを搭載。 インソール裏にボロンを貼り付けることでクッション性を向上。 またミッドソール内部にTPUシャンクプレートと挿し込むことで過度な捻じれを防止。 |
アッパー |
アッパーには剛性の高いフルグレインレザーとしなやかなシンセテック素材のコンビを採用。 ヒールから包み込むように伸びたカップ状のサイドアッパーが高いホールド感を提供。 内側の縫い目を極力排除したワンピースタイプのアッパーがストレスを軽減。 またインナー内部に搭載されたスフィアインナーが快適な通気性をもたらしてくれます。 |
システム |
Phylon Full Length Air TPU Shank Plate Sphere Dry |
歴史背景 個人的感想 |
NBA2004-05シーズンに当時デンバー・ナゲッツに所属したカーメロ・アンソニーのモデルとしてデビュー。 ルーキーイヤーにしっかりとした結果を出したことで、二年目にはJordanブランドからシグネチャーモデルを出すと言うスピード出世。 ジョーダン引退後空白だったブランドの顔として、大きな期待値を持って大々的にプロモーションされました。 当時ブランド内で展開をされていた、「.5」シリーズをベースに「AJ1」と「AJ2」のデザインをベースに掛け合わせ、0からデザインを起こしなおし、今でいうハイブリットモデルとして開発。 アパレルで押し進められていたスフィアドライ機能をインナーに採用するなど、実験的な側面も持ち合わせておりました。 シューズとしてはフォルムが丸っこい事もあり、幅広で履きやすく、扱いやすい感覚。 クッション性に関しても、フルレングスエアらしい安定感が前面に押し出されています。 取り立てて欠点らしい欠点が見つからないモデルなのですが、人によってはホールド感不足を感じるかもしれません。 シューレースの形状もあり、若干甘めだと思います。 歴代AJのパーツを組み合わせただけのモデルが乱発する中、歴代のAJデザインがベースながらも、0からデザインを起こしなおしたモデルがいかに秀逸か、という事を十分に体感させてくれるモデルと言えるかもしれません。 |
モデル名 |
Air Jordan 11 Low エア ジョーダン 11 ロー(Black/Dark Grey/True Red) 1996年発売 |
アウトソール | 独特の緩いドレッドパターンとヘリンボーンパターンをミックスした独自のアウトソールを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソールには安定したクッション性を発揮するファイロンを全面に使用。 ミッドソール全体に柔らかな履き心地を提供するフルレングスエアを搭載。 またミッドソールとアウトソールの間にカーボンファイバープレートと挿し込むことで過度な捻じれを防止。 |
アッパー |
アッパーには抜群の通気性を誇るメッシュ素材と剛性の高い天然皮革、そしてデュラバックのコンビを採用。 クイックシューレースシステムが脱着を容易にしながら、確実なホールド感を提供。 ライナーには非常に柔らかい素材が使用されており、踵の靴擦れを防止しています。 |
システム |
Phylon Full Length Air Carbon Fiber Plate |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルはNBA1995-96シーズンオフに発売。 シーズン72勝という大記録を引っ提げプレイオフに臨んだジョーダンが、プレイオフの期間中に突如AJ11 Hiから履き変えた一品。 このモデルを履いて本格的なカムバックから、たった1年でNBAを制覇いたします。 当時、ジョーダン用にAJ11 Hiを純粋にローカットにしたPEがありましたが、そちらではなく、当時はこちらが正式なローカットモデルとしてリリース。 時は狂乱のナイキバブル。 国内では、施し方は違えど、ハイカットと同じく通気性を重視したアッパーが斬新なデザインとして受け入れ、プレミアム化。 ハイカットに比べ、非道に流通量が多かったこともあり、二万代前半の金額で推移しておりました。 ジョーダン自身が履いた黒赤が一番高値を付けるのが当時の慣例だったものの、流通量の関係上から同時期発売されたもう一色の白灰色の方が高値をつけていたように記憶しております。 シューズとしては非常にバランスが良く作られていると思います。 ハイカットの問題点はキャンバス地における剛性の低さ。 その部分を解消しつつ、通気性は維持する、というメッセージ性が履くとよくわかる仕上がりになっています。 90年代半ばの感覚だとローカットになりますが、2011年現在の感覚だとミッドカット程度の高さになるのは御愛嬌。 ホールド感等々も不安になることが無いと思います。 タントップの形状やフォルム感から「AJ11+AJ3=AJ11 Low」というのが、個人的な印象です。 スペックから日本の夏にピッタリで軽快なモデルだと思います。 復刻版盛り上がらないのが不思議でなりませんね。 |
モデル名 |
Adidas Crazy 8 アディダス クレイジー 8(R.White/U.Red/M.Silver) 2006年復刻版 |
アウトソール |
安定したグリップ性を誇るヘリンボーンパターンを採用。 中足部を大胆にくり抜くことで軽量化を促進。 |
ミッドソール |
全体に安定したクッション性を誇るC.M.E.V.A.を使用。 中足部には過度な捻じれを防止するTorsion Systemをアウトソールとミッドソールの間に内蔵。 |
アッパー |
アッパーには剛性の高い天然皮革としなやかなシンセティック素材を採用。 ライナー及びタンにはガーゼのようなしなやかなメッシュ素材を採用し、快適性を向上。 サイドアッパーまでミッドソール素材が包むことで、安定性と剛性を完備。 |
システム |
C.M.E.V.A. Torsion System Feet You Wear |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルはNBA1997-98シーズン、L・レイカーズ所属のK・ブライアントのシグニチャーモデルとして発売。 当時、J・スタークスやD・ムトンボくらいしかオールスタークラスの契約選手がいなかったアディダスにおいて、今後を担うビッグネームとして華々しくデビュー。 2年目のシーズンを充実させ、個人としてはファン投票によりNBA史上最年少でオールスター選出。 若かりしコービーの勢いを感じさせるモデルと言えます。 シューズとしては当時アディダスの押し進めていた、人間の足本来の動きを妨げることなく、しなやかなクッション性をもたらすというFeet You Wear(フィーツーウェア)コンセプトを採用。 Feet You Wear(フィーツーウェア)をざっくり説明すると、素足なら怪我をしないのに、靴を履くと怪我をしてしまうのは何故だ?という所に注目し、設計開発を行うコンセプトの事を言います。 確かにシューズとして接地感が高く、足運びはスムーズな気がします。 ですが、個人的にはクッション性が若干硬いかなというイメージ。 ホールド感は甘めですね。 また、素足感を重要視しているせいか、踏み込みがしやすいように足幅が非常にゆったりしていることも特徴です。 復刻版は2005年から定期的に展開。 元々Kobe 8というモデル名だったのをアディダスから揉めに揉めて契約破棄したコービーを皮肉ってCrazy 8と名付けた際に起こった舌戦もこのモデルのハイライトの一部と言えるかもしれません。 |
モデル名 |
Adidas ZX8000 アディダス ZX8000(White/Metallic Silver/Titanium) 2005年復刻版(?) |
アウトソール | アウトソールにはカーボン含有量が多く耐摩耗性に優れ、当時のF-1レースに使用されるタイヤと同じ素材のラバー(Monza F-1)で形成された、ポジトラクションランニングソールを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソール全体には通常のP.U.よりも軽くて弾力性に富み、衝撃吸収性が持続するプロライトミッドソールを使用。 ヒールには柔らかなクッションを発揮するSoft Cellを搭載。 前方外側と後方内側にオーバーサピネーションとオーバープロネーションを防ぐ、ガイダンスエレメントを挿入。 中足部に埋め込まれたTorsion Systemが足の過度な捻じれを防止。 |
アッパー |
アッパーには剛性が高くしなやかな天然皮革のスエードを採用。 外付けのTPUヒールカウンターが足ぶれを無くし、自然な歩行を実現。 |
システム |
P.U. Torsion System Soft Cell Guidance Element |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルは1989年にZXシリーズのトップ機種として発売。 特に足の捻じれを未然に可能な限り防止するトルションシステムを初搭載したモデルとして大々的にデビュー。 当時のアディダスとしては革命的なテクノロジーを多数詰め込んだモデルだったものの、ストリートユースに受け入れられたわけではなく、あくまでシリアスアスリート向けでした。 国内で本格的に認知されたのは2000年に入ってから。 2000年前後に起きた裏原宿ブーム時のアパレルフォルムが太くも無く、細くも無く、といったラインだったため、そこに上手くハマるモデルとしてセレクト系シューズショップやスタイリストがこぞってプッシュ。 元々ヨーロッパで人気が高かったこともあり、様々な海外別注色が国内に流入。 適度なボリューム感がジャンル問わず合わせ易かったこともあり、一気に市民権を得ました。 履き心地も悪くないですし、日本人が履いても十分にゆったりな足幅ですので、快適なモデルだと思います。 近年では争奪戦が行われているような感じも無く、好きな人が好きなタイミングで購入している印象。 カラーバリエーションや素材違いがスポットで出ていますので、食わず嫌いをせずに試して欲しいモデルです。 |
モデル名 |
Air Jordan 22 エア ジョーダン 22(Black/Black *Basketball Leather) 2007年発売 |
アウトソール | アウトソールは安定したグリップ性を発揮するドレッドパターンとオクトパスパターンのコンビを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソールには安定したクッション性を発揮するファイロンを全面に使用。 アウトソールからミッドソール内部まで支柱のように、体重の掛かる部分を計算し配置された、I.P.S.(Independent Podular Suspension)システムが弾むようなクッション性を提供。 ヒールには使用者の好みによって、スームエアかエンキャップヒールエアかを選び入れ替えることが出来るインターチェンジシステムを採用。 またミッドソールとアウトソールの間にチタンシャンクプレートと挿し込むことで過度な捻じれを防止。 |
アッパー |
アッパーには剛性の高いフルグレインレザーとしなやかなシンセテック素材のコンビを採用。 サイドTPUとトライアングルパターンのタンが通気性を確保。 特殊な形状に作られたヒールカウンターが剛性と踵周りの保護機能を上昇。 足首周りにはキルティング加工を施された形状記憶インナーを採用し、縫い目の少ないアッパーと相まって、高いフィット感を得ることが出来ます。 |
システム |
Phylon Heel Zoom Air / Encaped Heel Air (Interchange System) I.P.S. (Independent Podular Suspension) Titanium Shank Plate Foam-backed quilted collar |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルはNBA2006-07シーズンに発売。 デザイナーは前作に引き続きドウェイン・エドワーズが担当。 前作AJ21で、当時としてはある程度の完成系を見たテクノロジーをベースに、改良を加えられたのがこのモデル。 デザインはステルス戦闘機F-22 Raptorをモチーフに開発。 アッパーのデザインはF-22のエアロダイナミックカットと相手のレーダーに引っ掛からない特殊な装甲を。 サイドTPUは翼の下に隠れるエアダクトをイメージ。 到る処にF-22の機能性とオーバーラップさせて作成されております。 シューズとしてまず思うことが、見た目以上に軽い、ということ。 前作AJ21も十分にフィット感があって、あまり重量感を感じない出来栄えだったにも関わらず、それを更に越えてきた点は特筆すべきところかと。 デザイナーの前作AJ21よりも更に軽量にしたい意向からカーボンシャンクをチタンシャンクに変更した点が利いているように思えます。 そしてシームレスなインナーはさることながら、踵周りのフィット感が非常に高いため、弾むようなクッション性ながらも足にすんなり付いてくる感覚。 この辺りは非常に良くできているな、と。 敢えてバランスに対してケチをつけるとすれば、素材の関係もあるとは思いますが、屈曲が少し弱い気がします。 また、薄めに設定したと言われているミッドソールながらも結構厚め、だと言うこと。 常に前のめりになって突っ込むような、前足部のコート感覚を重要視するようなプレイヤーには向かない気がします。 あくまでもオールラウンダー向けなモデル、って感じですかね。 本家よりもその後に出たPEシリーズの方が増色をしたという不思議なモデルではありますが、その分カラバリの楽しみがあるモデル。 履いてみてもクドくないハイテク感なのでバッシュ好きには是非とも探してもらいたい一品だと思います。 |
モデル名 |
Nike Air Zoom Kobe 3 ナイキ エア ズーム コービー 3(Black/White/Anthrct/Varsity Maze) 2007年発売 |
アウトソール |
アウトソールにはグリップ性の高いドレッドパターンとモーションポッドと呼ばれる独自のドッドパターンを採用。 フレックスグルーブを入れ込むことで、ヒール周りの稼動域を強化しております。 ミッドソールとアウトソールの間にカーボンシャンクプレートを搭載することで、過度な捻れに対応。 |
ミッドソール |
ミッドソールには安定したクッション性を発揮する軽量ファイロンと、高い接地感と適度なクッション性と反発性を誇るFull-Length Zoom Airを搭載。 ミッドソール全体をアウトソールで包み込むことで、耐久性を高めると共に、足が捻れた状態でもギリギリまでグリップ性を発揮するようなシステムとなっております。 |
アッパー |
アッパーには剛性の高い天然皮革、しなやかなシンセティック素材、合成樹脂とメッシュ素材を使用。 フルレングスフィットスリーブを搭載し、全体を包み込むように作られたアッパーがしなやかで柔らかく常に高いフィット感を提供。 合成樹脂の下がメッシュのため、高い通気性を完備。 |
システム |
Phylon Full-Length Zoom Air Full-Length Fit Sleeve |
歴史背景 個人的感想 |
NBA2007-2008シーズン、L・レイカーズ所属のスーパースター、K・ブライアントのシグニチャーモデルです。 前作のような多発系ではなく、本線一本にまた絞られマーケティングを展開。 前作とはうって変わり、様々なパーツを外しながらいかに戦闘力を維持するのか、に注力して開発。 結果、アッパー大部分をフィットスリーブにし、合成樹脂で包み込むという手法を選択。 圧倒的な屈曲の良さを実現させ、通気性を完備している点が特徴。 華奢なアッパーゆえ、ガード系プレイヤーのモデルにしては珍しくカットが高いのも特殊な点だと思います。 履いた感覚はやはりソール周りが勝ってる印象。 良く言えば、アッパーに不必要なストレスを感じずに済むので、ソールのクッション性をしっかり感じることが出来る。 悪く言えば、アッパーが軽すぎて、ソールに対して足が付いてこない感覚。 かなり好き嫌いが別れるところだとは思いますが、この後の路線を考えると順当な進化だったな、と思います。 ある意味、こんなエグいデザインのシューズもなかなか無いので、これはこれで個人的には良しなモデルですね。 |
モデル名 |
Nike Air Zoom Kobe 2 ナイキ エア ズーム コービー 2(Black/Black/Varsity Maze) 2006年発売 |
アウトソール | 屈曲と足の動きに合わせスムーズに動くことを前提に分割されたフレックスグルーブアウトソールにグリップの高いドレッドパターンを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソール全体には安定したクッション性を発揮する軽量ファイロンを使用。 ミッドソール前後にZoom Airを搭載し、高い接地感と適度なクッション性と反発性を実現。 また、大型のカーボンシャンクプレートをミッドソール全体に入れ込むことで過度な捻じれを防止。 |
アッパー |
アッパーには剛性の高い天然皮革としなやかなシンセティック素材を使用。 インナーブーツを搭載することで高いフィット感と足馴染みの良さを確保。 メッシュパーツを多用することで、必要な通気性を十分に確保し、ストラップが足首の保護とブレを無くしてくれます。 |
システム |
Phylon Forefoot Zoom Air Heel Zoom Air |
歴史背景 個人的感想 |
NBA2006-2007およびNBA2006-2007プレイオフ着用、ロサンゼルス・レイカーズ所属のスタープレイヤー、コービー・ブライアントのシグニチャーモデルです。 前作が若干平凡な出来ながらもセールス的に恵まれたため、高い期待値を持ってデビュー。 今作はコンセプト的に中間部分にあたる「通常版」の他に「Light」「Strong」という部分的に強化したり、軽量化を施した3種が同時に発表。 コービーの持つ多様性を表現したそうですが、結果的に若干印象がぼやけてしまったように思えます。 当の本人はほとんど通常版を着用。 実際に履いてみるとわかるのですが、Air Zoom Huarache 2K4、2K5の延長上という意味でいえば、前作よりもこちらの方が近いように思えます。 ハラチフィットと言うよりもちょっと厚めのインナーブーツという感じな点とストラップが動きに対して剥げにくくなっているのでフィット感を強化されているという印象。 つま先は前作同様、踏み込みやすいように若干広めに取られています。 個人的にはすんなり作られているようで、結構使い手を制限する印象。 パーツパーツが意外と足のどこかで合わない、という感じです。 特にこのインナーブーツの継ぎ目がジャストサイズだと当たったので、ハーフアップしなければならなかった点が残念でしたね。 歴代Kobeの中でこのモデルまでは足し算的なデザインですので、そういった意味では今となっては貴重。 この後から始まる怒涛の引き算的デザインの契機になったモデルと言えるのかもしれません。 |
モデル名 |
Air Jordan 21 エア ジョーダン 21(Black/Flint Grey/White) 2006年発売 |
アウトソール |
アウトソールにはグリップ性の高いDNAパターンを採用。 土踏まず部分をくり抜くことで、軽量化を図っております。 |
ミッドソール |
ミッドソールには安定したクッション性を発揮するファイロンを全面に使用。 アウトソールからミッドソール内部まで支柱のように、体重の掛かる部分を計算し配置された、I.P.S.(Independent Podular Suspension)システムが弾むようなクッション性を提供。 ヒールには使用者の好みによって、スームエアかエンキャップヒールエアかを選び入れ替えることが出来るインターチェンジシステムを採用。 またミッドソールとアウトソールの間にカーボンファイバープレートと挿し込むことで過度な捻じれを防止。 |
アッパー |
アッパーには剛性の高いフルグレインレザーとしなやかなシンセテック素材のコンビを採用。 (他カラーのスエード版はイタリアンラグジュアリースエードを採用) サイドに伸びた特殊テキスタイルが通気性とサポート性を向上。 足首周りにはキルティング加工を施された形状記憶インナーを採用し、縫い目の少ないアッパーと相まって、高いフィット感を得ることが出来ます。 |
システム |
Phylon Heel Zoom Air Encaped Heel Air (Interchange System) I.P.S.(Independent Podular Suspension) Carbon Fiber Plate Foam-backed quilted collar |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルはNBA2005-06シーズンに発売。 デザイナーはドウェイン・エドワーズが担当。 デザインソースとしてはベントレーのコンティニアル GT クーペをモチーフに作成。 フロントグリル部分が特に似ていると言われています。 開発コンセプトは、今までのAir Jordanシリーズに比べ、いかにシンプルに出来るか? それでいて最新の機能を詰め込めるか?だったそうです。 実際に機能性としては前作20で発表されたI.P.S.を更に進化させ、ヒール部分のクッション性を更に足すことに成功。 この入れ替え式はなかなか秀逸で、インソール下にダイレクトにエアを入れ込むため、感触をハッキリと体感可能。 シンプルなアッパーに高機能性のソールの組み合わせは、往々にしてアッパーが負けることが多いのですが、このモデルに関しては十分に剛性を確保しているため一体感を感じることが出来ます。 また、重量も見た目の割には軽く、良くまとまっている印象。 当時のJordanブランド契約選手の多くが着用していた点も納得がいきます。 シンプルすぎるアッパーゆえコントラストの利いたカラバリが増えず、あまり評価を得られていませんが、十分魅力的なモデルだと思います。 本家の後にPEモデルも発売されているので、好みのカラーリングを探して、このバランス感を一度体感してみて欲しいところです。 |
モデル名 |
Nike Air Max 93' ナイキ エア マックス 93'(White/Chlorine Blue/Vol Purple) 2003年復刻 |
アウトソール |
アウトソールにはフレックスグルーブを入れ込んだ独自のワッフルパターン。 (Vフレックスグルーブ付きコンプリートワッフルソール) |
ミッドソール |
ミッドソールには柔らかなクッション性を提供するポリウレタン素材を全体に使用。 リアフットには抜群のクッション性を誇るブローモールドエアを搭載。 リアフットには安定した衝撃吸収性を誇るフォアフットエアを挿入。 |
アッパー |
アッパーにはしなやかなシンセテック素材と通気性の高いメッシュを採用。 ダイナミックインナースリーブが高いフィット感を提供し、モノフィラメントメッシュ製サイドパネルが高い通気性を完備。 TPUヒールカップが過度な捻じれを防止します。 |
システム |
P.U. Forefoot Air Blow Molded Air Dynamic Inner Sleeve TPU Heel Cup |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルは1993 Springシーズンにデビュー。 Air Max 93’というのが通り名に近年なってますが、当時としてはAir Max 5という表現でした。 更なるクッション性を求めて開発された大型エアは従来の横からしか見えないというAir Maxの概念を覆し、ヒール周り全体を視覚化することに成功。 シリアスなフォルムながら、蛍光色系のポップな色遣い視覚化したAirと組み合わせを展開することで、魅力的なモデルに昇華。 ソールシステムが後に発売され大ヒットとなるAir Burstシリーズに引き継がれたことなどを取ってみても、いかに完成度が高かったのかを窺い知ることが出来ると思います。 ただ、残念だったのが当時はホワイトベースのカラーリングのみの展開だったこと。 ボリューム感の無い、そぎ落としたフォルムゆえの戦略だったのかもしれませんが、別注等々も無かったことが不思議でなりません。 2000年代に入り、他のカラーリングも少しずつ出てきましたが、大々的に展開されたのは2006年の3 Decades Of Cushioning辺りから。 ポテンシャルが高いだけにiD辺りの継続があっても良いモデルではないかなと思います。 シューズとしてはクッション性よりも先に軽量感や通気性の良さが先にくるモデルですね。 クッション性に関してはブローモールドの特性として柔らかいと言うよりも、どっしりと支える感覚。 個人的にはインソール下にボロン一枚張るだけで一気に印象が変わるんだろうな、といつも思います。 欠点をあげるとすれば、人によってTPUヒールカップが当たって痛い可能性があること。 軽量性を重視して、ヒール周りのインナーも削ってるので、合う合わないがハッキリしていると思います。 後はBWや95辺りに比べると若干幅が狭めですね。 個人的にはこのソールを使った名品が一杯ありますので、その辺りと合わせて一度試してもらいたいモデルの一つです。 出来れば過去の名品含め復刻して欲しいですね。 |
モデル名 |
Reebok Insta Pump Fury リーボック インスタ ポンプ フューリー(Black/Fire Cracker Red/White) 2001年復刻 |
アウトソール |
アウトソールにはノンマーキングラバーアウトソールを採用。 大胆に中足部をくり抜くことで軽量化を促進。 |
ミッドソール |
ミッドソールには柔らかな衝撃吸収性を誇るポリウレタンと従来のE.V.A.フォームにくらべ約23%の衝撃吸収率がアップするHEXALITEをヒールに搭載。 中足部にグラファイト・プレートを入れ込むことで過度な捻じれを防止し、安定性を向上。 |
アッパー |
アッパーには通気性の高いメッシュ素材とストレッチ素材を全体に使用。 3Dスコッチライトを散りばめることで夜間走行性の安全を確保。 アッパー全体を包み込むように伸びたインスタポンプ・テクノロジーが好みのフィット感を提供してくれます。 |
システム |
P.U. HEXALITE Graphite Plate |
歴史背景 個人的感想 |
歴史は前回エントリーを参照。 当時のChamps Sportsの別注カラー。 個人的には一番好みのカラーリングをまとったモデルです。 履き心地に関して言うと、下駄型のソールがベタ足で歩く日本人には実はあまり向いていないモデルだと思います。 とは言え、不快感は無く、土踏まず部分が心もとない感覚に陥りやすいかと。 クッション性に関してはヒールのヘクサライトだけですので、メチャクチャ良い、というわけでもなく、まぁ柔らかいかな程度に思っていただければ。 それよりも全体の軽量性の方が先に印象として来る感覚だと思います。 オーバーサイズで履くとバランスが崩れるので、フィッティングはジャスト目必須なモデルでもありますね。 欠点をあげるとすれば、履く頻度によって、バックベルトが千切れてしまうこと。 また、インソール含めたクッションが意外と早くへたる、ということでしょう。 ファッション的にはストリート系からモードの外しまで幅広く対応をするので、汎用性が異常に高いモデルだと思います。 しかしながら、こういうシューレース・レスな分野を切り開いた功績は圧倒的であると同時に、歴史的にこれを超えるヒットモデルが出ていないことも事実。 個人的には敢えて順当に進化した、純製機種が生まれてほしいな、と思います。 |
モデル名 |
Reebok Insta Pump Fury リーボック インスタ ポンプ フューリー(Blue/Black/Silver/Red) 2010年復刻 |
アウトソール |
アウトソールにはノンマーキングラバーアウトソールを採用。 大胆に中足部をくり抜くことで軽量化を促進。 |
ミッドソール |
ミッドソールには柔らかな衝撃吸収性を誇るポリウレタンと従来のE.V.A.フォームにくらべ約23%の衝撃吸収率がアップするHEXALITEをヒールに搭載。 中足部にグラファイト・プレートを入れ込むことで過度な捻じれを防止し、安定性を向上。 |
アッパー |
アッパーには通気性の高いメッシュ素材とストレッチ素材を全体に使用。 3Dスコッチライトを散りばめることで夜間走行性の安全を確保。 アッパー全体を包み込むように伸びたインスタポンプ・テクノロジーが好みのフィット感を提供してくれます。 |
システム |
P.U. HEXALITE Graphite Plate |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルは1994年に発売。 1989年に発表したポンプシステムを改良し、それまではアッパーに内蔵することでしか成り立たなかった、空気を入れるパーツであるブラッターを外部に露見させアッパーの一部にすることに成功。 これによりアッパーパーツを圧倒的に削ることが出来、軽量化を促進。 全体を包み込む形状を採用することで、足の形に関わらず最適なフィット感と素早い脱着を可能にした点は歴史的な革命でした。 ソールにおいても、人間が通常地面に着くことの無い部分である土踏まずを研究し、ミッドソールからごっそりと削る試みを施行。 代わりに中足部部分に黒鉛からなるグラファイト・プレートを挿し込むことで、剛性としなやかさを両立。 結果、代名詞とも言われる下駄型ソールが生まれました。 現在、世界各国で販売されている復刻版は、1995年に発売された後期型になります。 前期型との違いは甲部分のパーツ、トウ周り、ミッドソールとヘクサライトのサイズ、アウトソール、ヒールカウンターと多岐にわたります。 プロモーションとしては、全盛期のアーティスト「Björk」がファーストカラーを履き、1995年「CUT誌」の表紙を飾ったことが有名。 発売当初は芳しくなかったセールスも徐々に伸び、ハイテクスニーカーブームと重なることで飛躍的な定着を遂げることとなります。 このモデルはセカンドカラーにあたり、ファーストに比べ全体の販売数が少なかったせいか、ブーム時はデッドで10万程度まで高騰。 スニーカー好きには高根の花でした。 後期モデルへのカラー移植とはいえ、定価程度で購入できるようになった現在は良い時代になったもんだ、と個人的には思うところです。 |
モデル名 |
Air Jordan B'2RUE エア ジョーダン ビートゥルー(Black/Metallic Silver/Concord) 2006年発売 |
アウトソール |
ソールはクリアラバーにオクトパスパターンに近いタイプの形状を採用。 土踏まずに搭載されたTPUシャンクが過度な捻れを防止。 |
ミッドソール |
ミッドソールには安定したクッション性を発揮するファイロンを全面に使用。 常に安定した能力を発揮するフルレングスエアを搭載することで豊かなクッション性を確保。 |
アッパー |
アッパーにはしなやかで剛性の高いフルグレインレザーを使用。 足なじみがよく、しっかりとしたアッパーが足元を支えてくれます。 メッシュタンが通気性を確保し、タン裏にキルティング加工のようなものを施しているため、スムーズな足当たりを実現しております。 |
システム |
Phylon Full Length Air TPU Shank |
歴史背景 個人的感想 |
2005-06シーズン、Jordanブランド契約大学及び契約高校の選手が着用した、俗に言うカレッジ系モデルとして発売。 スペックとしては歴史的名品AJ11をモチーフに開発。 国内の印象はそこまで悪くなかった(というか影が薄かった)ものの、本家USAでは「Poor Jordan」つまり「AJ11」が買えないやつが買うシューズとこき下ろされ、かなり不遇のモデルとなってしまった印象があります。 USAでの定価が110ドルと、カレッジ系モデルにしては高額であったことを考えると、価格設定の中途半端さ加減も比較に対して拍車をかけてしまったような気が。 とは言え、元々AJ11 Midの欠点はアッパーの貧弱さ加減だったわけで、それを補っているという意味ではかなりオールマイティーな出来栄え。 シューレースもAJ11 Lowのデザインを流用しているおかげで、ほどけにくく、締まり具合も甘くなりにくい感覚。 AJ11のカーボンシャンクからTPUシャンクに変わったという点も、誰にでも使いやすく噛み砕いたという意味ではプラスのイメージ。 個人的にはAJ11 Midのソールとパテント要素にAJ11 Lowのアッパーを足したようなモデルと感じますね。 当時、一色しか展開しませんでしたが、国内定価が13000円だったことを考えるとスペックの割には良心的な価格設定だったなと思います。 2011年現在、Jordanブランドにおける進化していかないテクノロジー環境を考えると、本家AJシリーズ以外で、せめてこのレベルのプロダクトがコンスタントに出てくれないことにはブランドとしての手詰まり感ばかりが露見してしまうような気がしております。 |
モデル名 |
AND1 Mystique Mid アンドワン ミスティーク ミッド(V.Red/White/Black) 2006年発売 |
アウトソール | アウトソールには柔軟かつ高いグリップ性を発揮する、前後逆パターンの同心円状ソールパターンを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソールには大きな衝撃に対してクッション性を発揮するデュラスプリングクレイドルと小さな衝撃に対してクッション性を発揮するデュオライトミッドソールを搭載。 2種類のミッドソールの間に新型TPUパーツであるイクァーライトプレートを埋め込むことでシューズの安定性を高め、足の過度な捻じれを制御。 インソールには復元性が高く抗菌作用もあるゲームインソールを更に進化させクッション性を強化したマッドゲームインソールを完備。 |
アッパー |
アッパーには軽量で足なじみの良いシンセティックレザーを使用。 インナーメッシュブーツを採用することで、高い通気性とフィット感を両立。 |
システム |
Duraspring Cradle Duolite Midsole Mad Game Insole Equalite Plate |
歴史背景 個人的感想 |
NBA2005-06シーズン、AND1契約選手着用モデルです。 オールスターではベン・ウォーレスが着用。 トリニティーシステムという、AND1の代名詞とも言うべきハーモニクステクノロジーから全く離れた、新テクノロジーということでプロモーション含め、かなりの高い期待値を持って市場にデビュー。 NBA選手が着用したスペシャルメイクアップカラーも限定販売されるなど、メーカーとして猛プッシュされたプロダクトでした。 販売の方も真新しいデザインとテクノロジーながらも受けが良く、エアバックのように摩擦で割れないという点も評価され好調だったように記憶しております。 シューズとしては、非常に高いレベルでまとまっていると思います。 4層式という、いかにもAND1らしいテクノロジーであった点も見逃せないところでしょう。 ミッドソールの形状の問題で、若干上げ底のような感覚に陥るのですが、それでも安定感が高く、カッチリとしたフィット感は秀逸。 クッション性も弾むような感覚はあまり無いのですが、硬さとバランスの組み合わせだけでこれだけ不安感が一気に無くなるのか、と思う程。 唯一欠点をあげるならば、フィッティングに関してインナーブーツがきつく幅が非常に狭いため、ハーフサイズアップくらいはしないとダメだということ。 それにメッシュタンの割に蒸れると言うことでしょう。 また、ハイカットっぽいフォルムゆえ、屈曲等々が気になりそうなのですが、要所要所にスリットが入っているためストレスになりません。 ここまでバランスが良く、ハーモニクスとトリニティー、その後のL2Gシステムと合わせ、用途によって変えていくという戦略をディーラーとして描いていた矢先、買収がらみで消えていった点は残念でなりません。 企業の都合ですので、どうにもならない部分ではありますが、こういった優れたテクノロジーが短期間で失われていくのはどうかな?と思う、象徴的なモデルだと思います。 |
モデル名 |
Reebok Question 2 Mid リーボック クエスチョン 2 ミッド(Navy/White/Gold) 2004年発売 |
アウトソール | アウトソールにはグリップ性の高いヘリンボーンパターンを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソールには安定した衝撃吸収性を誇るC.M.E.V.A.と従来のE.V.A.フォームにくらべ約23%の衝撃吸収率がアップするHEXALITEをミッドソール前後に搭載。 サイドまでビジブル化することで、クッション性のみならず軽量性にも一役買っております。 インソールにはウレタンタイプのソックライナーを入れ込むことで高いクッション性を確保。 中足部にTPUシャンクを入れ込むことで過度な捻じれを防止。 |
アッパー |
アッパーには剛性が高いフルグレインレザーとシンセティックのコンビを使用。 メッシュタンがプレイヤーに必要な通気性を確保してくれています。 |
システム |
C.M.E.V.A. HEXALITE TPU |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルは2004年北京オリンピックに合わせ発売。 NBA Draftで起きたアイバーソンに対する懐疑的な見方を逆手にとってネーミングされたファーストモデル「Question」(疑問)。 北京オリンピックでアイバーソンは金メダルが取れるのか?という意味合いで再度ネーミングされたのがこの「Question 2」。 彼の奮闘虚しく、銅メダルという結果に至りましたが、このモデル自体はオリンピックを通して着用されました。 カラーリングとしては通常版と限定版(国内300足だったはず)の2種類が発売。 こちらの限定版はゴールドメダルを意識した金のあしらいが施されたカラーリングに仕上げております。 シューズとしては、かなりそつなく仕上がっており汎用性が高い感覚。 初代Questionと比べるとするならば、初代よりもソール周りやアッパーがカッチリしてる印象です。 アッパーの剛性が高いというのもあると思うのですが、初代をより実用的にした感覚ですね。 反面、ゆったりした幅とソール周りの柔らかさは初代に分が。 この辺りはユーザーの好みに左右される部分でしょう。 いささかリーボックの歴史の中に埋もれてしまった感のあるモデルではありますが、実用的なモデルだと思います。 |
モデル名 |
Nike Air Max Tailwind ナイキ エア マックス テイルウインド(White/Black/Deep Red) 1996年発売 |
アウトソール |
アウトソールにはワッフルパターンとブロックパターンのコンビを採用。 (センタープレッシャーワッフルソール) |
ミッドソール |
ミッドソールには柔らかなクッション性を提供するポリウレタン素材を全体に使用。 リアフットには抜群のクッション性を誇るマルチチャンバーエアを搭載。 フォアフットには安定したクッション性を誇るフォアフットエアを挿入。 |
アッパー | アッパーにはしなやかなシンセテックと通気性の高いメッシュを採用。 |
システム |
P.U. Forefoot Air Multi Chamber Air |
歴史背景 個人的感想 |
1996年Fall、国内で一番Nikeがもてはやされ、特にAir Maxの百花繚乱とも言うべきシーズンに発売されたのがこのモデル。 Air Max 96'の一段下にあたるレベルの位置づけとしてデビュー。 とは言え、ソールテクノロジー的には2年前のトップレベル機種であったAir Max2(スクエア)を丸々受け継いでいた事もあり、ミドルレベルに収まりきらない存在感を示すモデルとして販売されたことを記憶しております。 実際にそのミドルレベルという位置づけからUSAメガチェーンストアによる別注カラーが非常に多発されたモデルの一つでもあり、ナイキバブルの余勢も駆って国内に大量に輸入。 それでも市場に出れば即完売と言う華々しいセールスを記録しておりました。 実際に国内正規価格が12000円(実際は1万代後半~2万代半ばで推移)だったということもあって、コストパフォーマンスの良いモデルだったと思います。 履いた感覚は非常に軽く、フィット感の良さが際立ちます。 見た目からソール周りに注目したくなるんですが、アッパーのラストが日本人に向いているのか、ゆったり目で非常に軽快。 スピードシューレースを使用しているので、ホールド感が甘いんじゃないか?という気が一瞬はするのですが、それも無く、不快感がありません。 クッション性に関しては、柔らかすぎでもなく、硬すぎでもなく、という感じだと思います。 贅沢を言うのであれば、フォアだけズームエアに変えたいかも、と思う程度ですね。 Max Tailwindシリーズは以後も定期的に姿かたちを変え継続されていきますが、個人的にはこの形を超える物が出ていないような気がしております。 マニア層にも受けが良いでしょうし、スポットで復活させてほしいモデルの一つです。 |