KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表 スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、 学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。 プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、 現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。 Black Ships http://www.blackships.co.jp/ https://twitter.com/yasu_taro |
モデル名 |
Nike Air Trainer Max2 94' ナイキ エア トレーナー マックス・スクエア 94'(White/Black/Silver) 2006年復刻 |
アウトソール | アウトソールには独特のフレックスグルーブを入れ込んだブロックパターンワッフルソールを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソールには柔らかなクッション性を提供するポリウレタン素材を全体に使用。 リアフットには抜群のクッション性を誇るマルチチャンバーエア。 フォアフットには安定したクッション性を誇るフォアフットエアを内臓。 |
アッパー |
アッパーには軽量かつ通気性の高いメッシュとシンセティックレザーのコンビを使用。 ダイナミックフィットインナーがフィット感を高め、人間の肋骨のように伸びたアッパーがトレーニングに必要な動きを制限しません。 |
システム |
Forefoot Air Multi Chamber Air |
歴史背景 個人的感想 |
1994年 Fall/Winterというナイキバブル前夜とも言える時期に発売されたトレーニング系のフラッグシップモデルです。 特筆すべきは既に強いインパクトをもたらしていたブローモールドエアを更に進化させグレードアップしたことでしょう。 そのエアを他カテゴリーに対し一手遅れることの多かったクロストレーニングモデルが、同時期に搭載をした、ということに意義があったように思えます。 この辺りから更にクロトレ部門にハイテクの波が一気に押し寄せ、他カテゴリーに負けない押しの強さを確立していったことも見逃せない点でしょう。 個人的には、95年から始まるナイキバブル時に海外限定カラーを含め、様々流通していたにもかかわらず手に入れることが出来なかったので待望の復刻でした。 ですが残念ながら、あまり足に合わなかった、というかもうちょっとカッチリしてて欲しかった、というのが本音です。 アッパーメッシュ&シンセティックレザーなのは問題がないのですが、シンセティックレザー部分が余りにも柔らか過ぎて横へのサポート感が非常に薄い、というのが個人的な趣向と合わなかったようです。 バランスで言うとソールが勝ちすぎちゃってる感じなんですよね。 もちろん当時のシステムとオールマイティーに使うことを考えれば、このくらいが限界と言う意味で致し方がないとは思うのですが。 現在のテクノロジーで言えば、Fly Wire辺りが入ってると最高かもしれませんね。(アップデート希望) 逆に言えば、ソールもアッパーも柔らかくて屈曲性重視的なスタンスであれば、メチャクチャ満足が出来るモデルだと思います。 足入れも見た目以上に楽で、幅も十分ゆったりしていますから。 ある意味、クロストレーニング系の過渡期と言えるモデルかもしれません。 |