KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表 スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、 学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。 プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、 現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。 Black Ships http://www.blackships.co.jp/ https://twitter.com/yasu_taro |
モデル名 |
Nike Air Terra Outback ナイキ エア テラ アウトバック(Black/Sandalwood/White) 1996年発売 |
アウトソール | アウトソールにはアウトドアをイメージしたブロックパターンを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソールには柔らかなクッション性を提供するファイロンを全体に使用。 リアフットには安定したクッション性のヒールエアを搭載。 リアフットには弾力性のあるクッション性を誇るズームフォアフットエアを挿入。 |
アッパー | アッパーには通気性の高いメッシュとしなやかなシンセテック素材を採用。 |
システム |
Phylon Forefoot Zoom Air Heel Encap Air |
歴史背景 個人的感想 |
1996年Springカタログにてデビュー。 名品テラの系譜を引くモデルとして、当時10000円と言う定価ながらも大きな期待感を持ってデビュー。 時はナイキバブルだったということと、USAのメガチェーンがこぞって別注カラーを生産したことによって国内に相当数の数が入ってきたことも引き金となり、トレイルランニングと言うモノを認識させた存在意義は大きかったように思えます。 実勢価格としては1万台後半から2万代中盤で取引されたことを考えると、ナイキバブルという背景を差し引いても、低価格帯モデルにしてはデザインが秀逸だった証拠。 また、切り返しのパーツが多いため、ACGらしいアースカラーから派手なカラーリングまでこなせた振り幅の大きさも人気の秘訣だったのではないでしょうか。 ちなみにこのカラーリングはFinish Line 別注として国内に入ってきたものを捕獲。 ありそうでない、絶妙なカラーリングが気に入っております。 履き心地で言うと、トレイルランニングだけありアウトソールが硬いため、柔らかくは無い感じ。 ですが、クッション性が無いと言った印象も無く、1日履いていても痛くなりませんし、非常に不思議な感じのモデルです。 通気性も良いですし、トータルで考えると何だか使えるモデル、という雰囲気。 ランニングにしてはそこそこボリューム感があるので、その辺りも良い塩梅なのかもしれません。 エアフマラ等々に引き継がれていった系譜を考えるならば、もう少し評価が高くてもいいのではないかな?と思う隠れた名品です。 復刻希望です。 |