KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表 スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、 学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。 プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、 現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。 Black Ships http://www.blackships.co.jp/ https://twitter.com/yasu_taro |
モデル名 |
Nike LDV (VNTG) ナイキ エルディーブイ (ヴィンテージ加工) (Varsity Maze/Sail-Blue Spark) 2008年復刻 |
アウトソール | アウトソールにはグリップ性とクッション性を兼ね備えたワッフルパターンを採用。 |
ミッドソール | ミッドソールには安定したクッション性を発揮するE.V.A.を搭載。 |
アッパー | アッパーには通気性の高いメッシュと天然皮革のスエードを採用。 |
システム | E.V.A. |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルは1978年に発売。 ヒット商品であったLD-1000の後継機種として華々しくデビュー。 元々は1977年に発売された、LD-1000をマイナーチェンジしたLD-1000Vというモデルでしたが、ネーミングの問題上消費者に違いが分かりにくかったため、たった1年でネーミングとカラーリングを一新し、このモデルが誕生することとなります。 元々売れていたLD-1000の後継種とあって、期待値はかなりのもの。 一番大きな違いは、このモデルからミッドソールが「硬質スポンジ」から「E.V.A.」にアップデートしたこと。 そしてLDVの元となったLD-1000Vから使用された、一軒左右の区別が付かないほど、ほぼ一直線なラストである「ヴェクター・ラスト」を採用したことでしょう。 こういった期待値に十分応える機能性を搭載したことで、当時抜群の権威を誇ったランナーズ・ワールド誌において1979年度の5つ星を獲得。 結果、ワールドワイドにナイキの人気を押し上げ、この時代におけるベストセラーとなりました。 最先端の加工技術を駆使し、2007年から展開されるヴィンテージシリーズの一環として待望の復刻。 以前過去に一度復刻されたものは非常に再現度が低かったため、このクオリティーの高さはマニア待望でありました。 オリジナルとの違いはメッシュの細かさだと言われております。 それ以外は概ねオリジナルを踏襲しているかと。 履き心地うんぬんは1970年代の設計ですので、論ずる部分では無いでしょう。 あくまでも、雰囲気をいかに楽しめるか、を主眼においたシューズだと思います。 長時間履けるものではありませんが、昨今のアメカジブームにこそしっかりハマるプロダクトだと思いますので、マニアだけでなく、もう一度見直して欲しいプロダクトの一つですね。 |