KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表 スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、 学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。 プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、 現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。 Black Ships http://www.blackships.co.jp/ https://twitter.com/yasu_taro |
モデル名 |
Nike Air Force Max 93' ナイキ エア フォース マックス 93'(Black/Cool Grey/White/Metallic Silver) 2010年復刻 |
アウトソール | アウトソールにはヘリンボーンパターンとオクトパスパターンのコンビを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソールには柔らかなクッション性を提供するポリウレタン素材を全体に使用。 リアフットには抜群のクッション性を誇るブローモールドエアを搭載。 リアフットには安定したクッション性を誇るフォアフットエアを挿入。 |
アッパー |
アッパーにはしなやかなデュラバック(高耐久性人工皮革)を採用。 ダイナミックフィットインナースリーブとストラップが抜群のフィット感とホールド感を提供。 メッシュタンが必要な通気性を確保。 |
システム |
P.U. Forefoot Air Blow Molded Air |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルはNBA1992-93シーズンにフェニックス・サンズに所属していたチャールズ・バークレーのモデルとしてデビュー。 ForceカテゴリーのトップとしてCBの冠こそ付きませんでしたが、彼が使用することを前提に開発。 タイミング良くシクサーズからサンズに移籍し、リーグトップの成績を収め、個人としてシーズンMVPを受賞。 破竹の勢いでNBAファイナルまで辿り着いたものの、ジョーダン率いるブルズに敗退。 シーズン、プレイオフを通して着用され、国内においても「ForceカテゴリーのTOP・イコール・バークレー」の図式が定着したモデルと言われています。 ゴジラの足を想像させるようなゴツさながらも、フォルムとしては前作Air Force 180からの引き継ぎまたはアップデートが随所に見受けられます。 特に特徴的な点はこの年から採用をされたブローモールドエア。 前作の180°エアから35%増量し、270°可視化されたエアシステムは抜群の説得力を持っていました。 上記のような背景を持ちつつも、意外と歴史的には軽視される傾向のあるモデルなのが不思議な点。 当時のカラーバリエーションが少なかったのも関係している気が致します。 シューズとしては、スペック通りカチっとした印象を持ちます。 ソール周りがフワフワしたような感覚を期待しますが、どちらかと言うとドッシリ感の方が先に来る感じですね。 トウ周りが緩やかになっているので幅はそんなに問題にならないのですが、意外と足長が短いようでサイズ感に注意が必要だと思います。(個体差はあると思いますが) エア進化の系譜を知ってらっしゃる方には非常に面白いモデルですが、もしかしたら今時の若者にはハマりにくいのかな?という気も。 個人的にはもう少し、カラバリを増やしてもらってスポット的に展開して欲しいモデルです。 |