KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表 スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、 学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。 プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、 現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。 Black Ships http://www.blackships.co.jp/ https://twitter.com/yasu_taro |
モデル名 |
Nike Air Max Penny 2 ナイキ エア マックス ペニー 2(White/V.Royal/Black) 2008年復刻 |
アウトソール |
アウトソールには緩やかな同心円状パターンを採用。 ミッドソールとの間にカーボンファイバープレートを挿し込むことで過度な捻じれを抑制。 |
ミッドソール |
ミッドソールには安定したクッション性を発揮するファイロンを全体に使用。 リアフットには抜群のクッション性を誇るマルチチャンバーエアを搭載。 リアフットには安定したクッション性を誇るフォアフットズームエアを挿入。 |
アッパー | アッパーにはしなやかなデュラバック(高耐久性人工皮革)とシンセテック素材のコンビを採用。 |
システム |
Phylon Carbon Fiber Plate Forefoot Zoom Air Multi Chamber Air |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルはNBA1996-97シーズンにオーランド・マジックに所属していた、アンファニー・"ペニー"・ハーダウェイのモデルとしてデビュー。 ファーストモデルが非常に好調なセールスを記録していたことと、選手として旬だったこともあり、好調なセールスを記録。 国内ではナイキバブルの効果もあって、海外から半端じゃない量が輸入されたにもかかわらず、プレミア価格からスタートし争奪戦が繰り広げられたモデルです。 実際のところ、バブル感は一作前のファーストモデルやズームフライト96'辺りが頂点だったと思うのですが、ナイキという物が一般層、つまり小さい子供まで波及したこともあって、若年層がリアルタイムでずっぽりハマっていたモデルだったように記憶しております。 リトルペニーとのCM戦略等々も若年層に受け入れられやすかったのかもしれません。 在庫を過剰に抱えた店舗がナイキバブル崩壊後叩き売ったこともあり、良いイメージと悪いイメージが同居している不思議なモデルだったりします。 シューズとしてはファーストモデルの欠点を改良したこともあり、バランスが取れていると思います。 とは言え、個人的にはあまり「これ」と言った特徴を感じ無い点が少し不満に映るモデルだったりします。 良く言えば、まとまってそつがない。 悪く言えば、特徴がない、と評価できるモデルな気がしています。 それゆえか12年ぶりに復刻されたにも関わらず、ナイキバブル末期を知る方にもてはやされるかと思いきや、いまいち盛り上がりに欠けたのが残念なところ。 設計は古いですが、未だに実践に耐えうるスペックは装備しているので、もう少し違った評価のされ方をしても良いモデルだと思われます。 |