KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表 スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、 学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。 プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、 現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。 Black Ships http://www.blackships.co.jp/ https://twitter.com/yasu_taro |
モデル名 |
Nike Air Mowabb ナイキ エア モワブ(Cream/Bright Mandrin/Camel/Black) 2004年復刻 |
アウトソール | アウトソールにはシンプルなドッドパターンとフラットパターンのコンビを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソールには柔らかなクッション性を提供するポリウレタン素材を全体に使用。 安定したクッション性を誇るフォアフットエア、ヒールエアを前後に搭載。 |
アッパー |
アッパーには剛性の高い天然皮革を採用。 ハラチフィットシステムを採用したインナーにはライクラとネオプレーンを組み合わせた合成繊維を使用することで高いフィット感を実現。 TPUヒールカウンターが過度な捻じれを防止。 |
システム |
P.U. Encap Heel Air Forefoot Air Huarache Fit System |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルは1991~92年に展開。 当時ナイキの提唱していた「アウトドア・クロストレーニング」というコンセプトの元に開発されデビュー。 名前の由来は、エクストリーム系アウトドアの聖地であるユタ州「モワブ」(Moab)という地名から。 初期acgのいかにもトレッキングな流れから、機動性を重視した作りになったのはこのモデルから。 当時の22000円と言う破格値もさることながら、当時の考えうる技術を詰め込んだ機能性に仕上がっております。 90年代半ばのナイキバブル時にはコアなacgファンが一気に増殖したこともあり、ヴィンテージ市場ではかなりの価格で推移。 古着との相性も良かったことから、古着屋で見つけることが多いモデルでもありました。 20年の時を経て、待望の復刻。 オリジナルとの違いはそう大きくはないようですが、全体的に明るい色目の印象。 特にオリジナルとの履き心地は違うようですね。 そういったことを置いておいて判断すると、見た目以上にゆったりしていて履きやすいモデルだと思います。 屈曲も良いですし、フィット感も強すぎるわけでも、弱すぎるわけでもなく、丁度良い感じ。 2度の復刻を遂げながらも、そこまでカラバリが増殖しなかったのは残念の一言。 acgの名作からサンプリングして落とし込んであげれば、それなりに売れたのではないかな?と。 これで山登りするか?と聞かれれば、しませんが、足元にちょっとしたアウトドアテイストを入れる分には無難なモデルではないでしょうか。 |