KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI

パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表
スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、
学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。
プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、
現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。

Black Ships
http://www.blackships.co.jp/


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https://twitter.com/yasu_taro


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Air Jordan 11 Hi エア ジョーダン 11 ハイ(Black/True Red/White)@Versus 365-24th Day



2011/2/ 9 Posted by Kunihito Yasui





*注意
あくまで個人的なデータベース及び感想であり、内容については保証をしかねます。
良い部分、悪い部分関係なく個人的な視点で記述をしておりますので、
気分を害される方はお読みにならないようお願い申し上げます。


Air Jordan 11 Hi エア ジョーダン 11 ハイ(Black/True Red/White)
Air Jordan 11 Hi エア ジョーダン 11 ハイ(Black/True Red/White) Air Jordan 11 Hi エア ジョーダン 11 ハイ(Black/True Red/White)

モデル名 Air Jordan 11 Hi エア ジョーダン 11 ハイ(Black/True Red/White)
1996年発売
アウトソール 独特の緩いドレッドパターンとヘリンボーンパターンをミックスした独自のアウトソールを採用。
ミッドソール ミッドソールには安定したクッション性を発揮するファイロンを全面に使用。

ミッドソール全体に柔らかな履き心地を提供するフルレングスエアを搭載。

またミッドソールとアウトソールの間にカーボンファイバープレートと挿し込むことで過度な捻じれを防止。
アッパー アッパーには抜群の通気性を誇るキャンバス素材と剛性の高い天然皮革エナメルのコンビを採用。

クイックシューレースシステムが脱着を容易にしながら、確実なホールド感を提供。

キャンバス素材によって足が痛まないようにライナーには非常に柔らかい素材が使用されており、アキレス腱部分にはストレッチ素材を使用することで可動領域の確保と踵の靴擦れを防止しています。
システム Phylon
Full Length Air
Carbon Fiber Plate
歴史背景
個人的感想
オリジナルはNBA1995-96シーズンに発売。

NBA1994-95シーズンに電撃復帰を遂げたジョーダンが、プレイオフの期間中である1995年5月7日に突如新作であるAJ11の白黒を履いてコートに登場。

通常、翌シーズンの2月に行われるオールスターゲームにて新作がお披露目になる、というのが慣例になっていたため、急遽現れた新作に世界中のAJマニアが騒然。

NBAではチーム全体としてシューズのカラー統一の規則があるため、AJ1以来の罰金を払うこととなり、伝説に拍車をかけることとなります。
ただし、罰金を払い続けることは無く、2戦後には黒青を履いて試合に出場。
この時履いた黒青はオリジナルでは発売されなかったため、これもまた一つの伝説に昇華。

当時の背番号が45番だったことから、ジョーダン用に作成されたPEではヒール部分の数字が45の刺繍となっていました。

このモデルはNBA1995-96プレイオフの前半戦にてジョーダンが着用したカラーリングになります。

日本ではAir Max 95'が引き金となったナイキバブルが真っ盛りのころに発売されたこともあり、一瞬でプレミア化。

「世界中から日本に集まっていた」と言われたほど流通したものの、どうしようもないほどの争奪戦が繰り広げられ、かなりの高額で取引されていました。

個人的には成長期が一段落し足のサイズが固まったため、当時一番履いたジョーダンと言えます。
とにかく履きまくったため、写真の通りかなり色褪せてしまってますが、ご勘弁ください。

ジョーダンの中でも1、2を争う人気っぷりだとは思いますが、冷静に考えますとちょっと不満が残るモデルだったりします。

一番の原因はアッパーとソールのバランスでしょう。

ジャスト目に履いていても、ソールが少し重いな、と感じてしまう点がかなりの減点材料ですね。
言いかえれば、ソールに重心があるため、振り子の原理で走りやすい、とも言えます。

後はアッパーがキャンバスであるため、どうしても耐久性が低いということでしょうか。
その分、今までのジョーダンシリーズでは考えられなかったほど通気性はしっかりと確保されています。

こういった良くも取れれば悪くも取れる、という意味で賛否両論があるのもこのモデルの特徴と言えるのではないでしょうか。
何とも表現しづらい部分ではありますけどね。

とはいえ、AJ9から続く一連の流れの中で、一つの結論を出したモデルだとは思います。

これを履いていると、スペックうんぬんよりも、履いてること自体に満足してしまう、魅力的な困ったモデルです。




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