KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表 スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、 学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。 プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、 現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。 Black Ships http://www.blackships.co.jp/ https://twitter.com/yasu_taro |
モデル名 |
Converse Jack Purcell コンバース ジャック パーセル(Black Canvas) 製造年不明(2001年購入) |
アウトソール | 非常にフラットなスラブソールを採用。 |
ミッドソール |
ミッドソールにはアッパーとソールをフォクシングテープという加硫ゴムで撒き、超高熱高圧で圧着させるバルガナイズド製法を採用。 インソールには人が直立している時の姿勢を研究し、内側を高く、外側を柔らかくするポスチャー・ファンデーションシステムを使用。 |
アッパー |
アッパーには通気性の良いキャンバス素材を使用。 トウ周りの補強用のラバー2重にを採用。 |
システム |
Vulcanized Sole Posture Foundation |
歴史背景 個人的感想 |
原点は1930年代に活躍した名テニスプレイヤー、ジャック・パーセル氏のモデルとして発売されたことから。 今で言うシグネチャーモデルの先駆けと言えます。 当時はスポルディング社が製造を手掛けており、最初のジャックパーセルは1935年に発売をしたと言われます。 その後、1950年代半ばに版権がB.F.グットリッチ社に移籍したことで現在の形に近いものが生まれ出します。 それが「オールコートゲーム」というモデル。 1972年にB.F.グットリッチ社のシューズ部門がコンバース社に統合されたことで、現在のデザインに落ち着いたと言われています。 以後様々なカラーバリエーションやスタイルを提供しロングセラーとなったジャックパーセルですが、コンバース社が2001年倒産。 それにより、ジャックパーセルのMade In USAラインが終了。 生産中止後、Made In USAラインを買いあさる状況が続き、枯渇。 今では市場でもかなり貴重な存在となっているようです。 個人的にはオールスターと比べ、トウ周りがボテっとしてボリューム感があるジャックパーセルの方が好みだったりします。 ただ、幅というかトウ周りがジャックパーセルの方が微妙に細いので、使われている素材によって足当たりが結構かわってくるのもジャックパーセルの特徴だと思ってます。 キャンバスは夏場熱い時に重宝しますが、ソールとアッパーのバランスを考えるとレザー素材の方が優秀かな、と。 ジャックパーセルはソールが重いので、それなりに重厚なアッパーの方が履いた時に足についてくると思います。(その辺りは好みもあると思いますが) 現在ではカップインソールにアップデートされて、履き心地も改良されていますので、色違いで2,3足持っているとコーディネートの際に悩まず楽が出来るモデルだと思います。 |