KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表 スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、 学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。 プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、 現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。 Black Ships http://www.blackships.co.jp/ https://twitter.com/yasu_taro |
モデル名 |
Adidas Top Ten Hi アディダス トップテン ハイ(R.White/Black/Black) 2006年復刻版(?) |
アウトソール | 安定したグリップ性を誇るヘリンボーンパターンを採用。 |
ミッドソール | 全体に安定したクッション性を誇るE.V.A.を使用。 |
アッパー | アッパーには剛性の高い天然皮革を採用。 |
システム | E.V.A. |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルは1979年から1983年までの4年間に渡り販売。 リック・バリーを中心としたNBAのトッププレイヤー10人を採用し、開発製造したことからトップテンと名付けられたと言われております。 プレイヤーのスピードに対応しつつ、ホールド感も残す、という相反する命題をクリアするために、Foreflex cutとAnkle Saverという当時としては斬新なアッパー機能性を搭載。 ソールの形状もフォアを薄めに仕上げることで、踏み込みがしやすく、スーパースター等々との差別化を図っていました。 ちなみにこのアッパーにスーパースターのソールを挿入した、トップファイブという廉価版も発売されております。 前期型と後期型があり、特に前期型はアンクルとタン部分にウレタンを使用しているため、現存していたとしてもボロボロ、ベタベタの使用できる状況にはないと思われます。 後期型もタン部分がボロボロで抜けてしまっているものがほとんど。 そうであっても、NBA選手やヨーロッパ選手用のSMUが多数発見されることから、ヴィンテージマニアの中では一定の評価を得ているモデル。 生産国もフランスメイドだけではなく散らばっている部分があり、フォルムのブレもあることから、探す楽しみがあるようです。 復刻版に関しては、オリジナルに似て非なるフォルム。 ハイカットの高さなど、全く違うので評価のしようがない感じです。 そういう意味ではまだローカットの方が、評価基準にギリギリ乗るので良いかもしれません。 そういう違いを置いておいて評価すれば、適度に履きたくなるモデル、という感じだと思います。 定番の範疇に入るモデルではありますが、スーパースターやスタンスミスなどに比べればマイナー。 そして適度なボリューム感はあり、意外とシンプルなのでコーディネートには困らない。 圧倒的な面白みは感じられませんが、あればどうにかなるよね的な、便利なモデルだと思います。 コンコルド同様、オリジナルのフォルムで復刻して欲しいモデルの一つです。 |