KUNIHITO "YASU-TAROU" YASUI パリコレブランド"Black Ships"デザイナー及びReal Japan 代表 スニーカー及びファッション系バイヤーを歴任し、 学生時代にトータルライフスタイルプロデュースカンパニー Real Japanを設立。 プロダクトの根底にある質を見極める発言やレビューで知られ、 現在ではシステムプロデュース、マーケティングプロデュース、アパレルブランド企画運営など、活躍範囲は多岐にわたる。 Black Ships http://www.blackships.co.jp/ https://twitter.com/yasu_taro |
モデル名 |
New Balance M990 EE Width ニューバランス M990 EEウィズ(Cafe Au lait) 2003年復刻 |
アウトソール | アウトソールにはグリップ性・軽量性に優れたブローンラバーを使用し、独特のストレートパターンを採用。 |
ミッドソール | ミッドソール全体には安定したクッション性と軽量性を誇るE.V.A.を硬さを変え2層式に搭載。 |
アッパー |
アッパーにはしなやかで履きこむほどに味が出る上質な天然ヌバックを使用。 アッパー両サイドのNマークがフィット感を高める効果を発揮。 インステップレーシングシステムが指先の自由度を確保し、しっかりとした踏み込みが可能となっております。 アッパー随所にスコッチライトを散りばめ、夜間走行を想定。 また、TPUヒールカップ(M.C.D.)が高いフィット感と歩行の際の過度な捻れと内転を制御。 |
システム |
M.C.D. E.V.A. SL-1 |
歴史背景 個人的感想 |
オリジナルは1982年、900番台のフラッグシップモデル第一弾として、人工工学に基づいて設計されたスペックを持つハイパフォーマンスシューズとしてデビュー。 1ドル280円の時代に、定価100ドルと言う超破格値にて販売されました。 この990がブレイクしたことでクラッシック&パフォーマンスラインとしての900番台が確立。 以後、現在に至るまで1000番台や2000番台と違ったフラッグシップラインとして継続されています。 このモデルのトピックを上げるなら、ニューバランスで初めてモーションコントロールデバイス(M.C.D.)を搭載したことでしょう。 現代でこそどのブランドもこういったTPUヒールカウンターを当たり前のように搭載しますが、そういった概念が無い時代にTPUで捻れをサポートするということ自体が革新的機能だったようです。 このカラーリングは当時ニューバランス東京限定で発売されたカラーリングです。 このカラーリング以外にブラック/グレーがありました。 シューズとしては結構履きやすいモデルだと個人的には思います。 機能説明欄ではオリジナルのソールシステムを記述しましたが、復刻版はミッドソールをC-CAPにアップデートしていますので、履き心地もかなり軽快です。 SL-1ながらもレトロ系には珍しいEEウィズというのもあって、甲周りが楽、というのも要素として大きいと思います。 また、このカフェオレという、あまり無いカラーリングもコーディネートしやすく、ポイントが高いですね。 一時期、Made In USAにて復刻もされていましたが、もう少しバリエーションが増えてくれても良いモデルだと思います。 |